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【薬剤師が比較した】ドリエルと同じ成分で激安な市販薬

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こんにちはヤクタマです。

今回は市販薬(OTC)のドリエルについてのお勉強です。

睡眠改善薬という医療用ではあまりお目にかかることのないOTC独自のカテゴリーのお薬ですね。

睡眠薬ではなく「睡眠改善薬」ってところがミソです。

ドリエルは開発の経緯が面白いお薬で、有効成分であるジフェンヒドラミンは、そもそも抗ヒスタミン剤というアレルギー症状を改善するための薬なのですが、その副作用である眠気を利用して睡眠改善薬として売り出したのがドリエルです。

医療用でも同じ成分はあるのだけど、こういう使い方はあんまりしないですね。痒みが強くて、眠れないときのアタPあたりがこれに近い使い方だとおもいます。

ジフェンヒドラミンは眠気が出やすいながらもまだアレルギー薬としても活躍しています。ドリエルと同じでジフェンヒドラミン単独の商品だと「レスタミンコーワ錠」なんかがあります。

こちらは効能・効果は「じん麻疹、湿疹、かぶれ、かゆみ、鼻炎」ですね。

同じ成分なのに使用方法がまったく違うわけです。

ドリエルは高いよ

ドリエルの有効成分であるジフェンヒドラミンは昔からある古典的な薬なので、そもそも安い薬のはずなのですがドリエルは高価な薬だとおもいます。

購入場所にもよるけど1回260円です。

ドリエルが高額な理由を予想すると、ドリエルの効能・効果は「一時的な不眠の次の症状の緩和:寝つきが悪い、眠りが浅い」なので、あくまでも単発で使用するような薬だからです。

継続して使用してもらえるなら大容量にして安くもできるんだけど、濫用防止の観点から大容量化が難しいお薬になると、どうしても1箱での単価を高くする必要があります。

ちなみに1箱で6回分程度の小包装で販売されています。

ドラッグストアではドリエル系のお薬は1度に購入できる数を制限しているところもあります。

類似商品はだいぶ安いよ

類似商品もいくつかるので紹介しておきます。

ぶっちゃけ「ドリエル」が一番高いです。有効成分が同じで、量も同じなら効き目は同じと考えていいです。

薬剤師としては有効成分が同量であれば、それ以上に判断する材料がありません。

商品名 有効成分 1回量
ドリエル ジフェンヒドラミン塩酸塩 50mg
(1回2錠)
ドリエルEX ジフェンヒドラミン塩酸塩 50mg
(1回1カプセル)
ネオデイ ジフェンヒドラミン塩酸塩 50mg
(1回2錠)
リポスミン ジフェンヒドラミン塩酸塩 50mg
(1回2錠)
スヤットミン ジフェンヒドラミン塩酸塩 50mg
(1回1カプセル)

商品名のところにAmazonのリンクが入っているので、値段は直接チェックしてみてください。

ネーミング的にスヤットミンがよく眠れそうな気がしますが有効成分は同じジフェンヒドラミンです。スヤットミンはAmazonが手掛けるPB商品ですね。

マイナー製品のリポスミンが一番安くて、1回70円くらいなのでドリエルの1/3以下のお値段になります。

有効成分が同じなので効き目は同じです。

「ドリエル」と「ドリエルEX」の違いは?

大きな違いはカプセルか錠剤かですね。基本的には同じだとおもってOKです。

  • ドリエル:1回2錠
  • ドリエルEX:1回1カプセル

EXとついている方が付加価値がついてよく効きそうなイメージありますよね。

ドリエルの場合のEXになってパワーアップしたポイントは「ラベンダーアロマ配合」です。ラベンダーアロマは有効成分ではありませんので有効成分はどちらも同じ「ジフェンヒドラミン50mg単剤」です。

パワーアップしているぶん1回あたりのお値段はEXの方が高いです。

カプセルか錠剤の好みがあるとおもうけど、さーどっちにする?

ちなみにソフトカプセル(中身が液状のカプセル)だから速くとけだして早く効きそうなイメージあるけど、錠剤だって飲み込めばすぐに溶けるから大きく違いはありません。

崩壊するまでの時間を比べるのであれば数分程度の違いしかないでしょう。

以前は「液状カプセル」のキャッチフレーズとして「液体だから速く効く」みたいな表現がよく使われていましたが、いまではNG表現にあたります。

液状カプセルだから速く効くというのはイメージ戦略なので、いまは「中身が液状」という事実だけが表記されているものが多いですね。

その他のジフェンヒドラミンのお薬

睡眠改善薬以外にも「ジフェンヒドラミン」が単独で使用されているお薬があります。

それが「レスタミンコーワ錠」ですね。蕁麻疹のコーナーにおいてあることが多いです。

レスタミンコーワ錠(9錠中)
成分:ジフェンヒドラミン塩酸塩(90mg)

アレルギー反応を抑え、じんましん、湿疹、かぶれ、かゆみ、鼻炎の症状を改善します。

1箱で120錠もはいっているけど、1錠中のジフェンヒドラミンの量は10mgと少なめなので1日9錠つかいます。

使用用途は「じん麻疹、湿疹、かぶれ、かゆみ、鼻炎」に限られます。

まとめ(注意)

一時的な不眠には「リポスミン」が安くていいとおもう。

ちなみに一時的な不眠っているのは「明日の遠足が楽しみすぎて眠れない」的なやつです。

遠足とかいいながら、子供は使えないんだけどね。

緑内障や前立腺肥大に注意が必要なので用法用量をまもって、使用上の注意をよく読んで使いましょう。

慢性の不眠症を改善したい場合は医療機関を受診してください。

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