どうもヤクタマです。
すばらしい本が新発売されたので紹介しときます。
もしかしたら「あなたの常識は、一般的な薬局の常識ではないのかもしれない」
1店舗しかない薬局では自分たちの常識を確認する機会なんてそうないですよね。かといって他店舗視察なんてそうそうできることでもない。
しかし、こいつがあれば誰でも薬剤師の調剤業務の常識を知ることができるのです!
これさえ読めばゴリゴリに凝り固まった化石薬剤師も柔軟に新しいことを取り入れることができるし、まだ右も左もわからない新人薬剤師は最速で最適な調剤技術を学ぶことができる。
古参にも新人にも必要な内容になっています。
「最適解」を身につけることでスピードを極限まで高めながら、質すらもあげることができます。
それこそ「質とスピードが劇的にレベルアップ! 調剤業務の新常識」なのです!
ちなみに1年前にでた「デキる薬剤師をつくる現場の教科書」ってのをブラッシュアップした感じの内容ですね。
この本で学べること
これ1冊で幅広く薬局業務をカバーしてくれています。
調剤業務の「最適解」って言うからてっきりピッキング・一包化・計量混合・水剤・散剤とかの業務改善がメインかとおもったけど、そうではなく業務全般の常識を再確認できます。
学べるのは常識だから、もし守れてなかったらヤバいんだからね!
この本のすごいのが調剤だけでなく、発注・在庫管理などの裏方業務も学ぶことができます。他店舗の発注の常識とか気になるよね。最新情報にも対応しており「オンライン資格確認」「薬局での新型コロナウイルス感染症対策」「調剤ロボット導入」などの気になる話題もチェックできます。
- Chapter 1 調剤業務のUPDATEは処方箋受付からはじまる!
- Chapter 2 質とスピードを同時に上げる! 薬剤調製の最適解
- Chapter 3 患者・多職種の心をつかむ薬学的管理と情報共有のトリセツ
- Chapter 4 これでカンペキ! 医薬品・医療材料の採用、発注、保管の鉄則
- Chapter 5 調剤業務をUPDATEするうえで押さえておきたい6つの新常識
Chapter 1 調剤業務のUPDATEは処方箋受付からはじまる!
まさかまさかの受付業務からスタートです。
患者様はちょっとでも気に入らないことがあると、他の薬局に行ってしまいかねない。
受付は薬局の顔だから一部のスキも見せてはならないのです。しかも受付の対応如何で服薬指導のしやすさが全然違うから、その点を踏まえてうまいことリードしてもらいたい。
常識的に考えて感じが悪い受付とか論外だからね!
うちの薬局の受付は患者が機械に処方箋を差し込むところから始まります。患者が機械に処方箋をさして、受付スタッフが裏側から受け取ります。
そうするとあら不思議、処方内容がスキャンされ患者情報と処方内容が自動で入力もされます。処方箋を機械に通すことで2次元バーコードを読み取っているわけです。
これがいまの受付の常識だね。
2次元バーコードをスキャンするだけでなく画像としても残るので、薬剤師はタブレットですぐに処方せんを確認することができ、しかも、患者情報も自動で開くのでジェネリック希望の確認もすぐにわかる。
Chapter 2 質とスピードを同時に上げる! 薬剤調製の最適解
このチャプターがメインですね。
質とスピードを同時にあげる調剤の最適解を学ぶことができる。
- 計数調剤
- 散剤・軟膏・水剤・分割・粉砕
- 一包化調剤
- 麻薬調剤
- 無菌調剤
調剤テクニックって色々あるからね。
ボクも紹介してるけど、やっぱり人のテクニックをみていいところを取り入れていくことが大切。
一包化においては天下の「クオール薬局」の業務マニュアルの一部を抜粋して紹介しているので、超大手チェーンの業務手順をまねすことができます。
すばらしい。
ボクの一包化テクニックは別記事で紹介しています。
ヒートの持ち方から、入れる順番、取り出すツールなどなど紹介してます。
Chapter 3 患者・多職種の心をつかむ薬学的管理と情報共有のトリセツ
薬学管理をするうえで知らなければいけない知識を学ぶことができます。
高齢者・小児・妊婦・腎機能低下・肝機能低下・ポリファーマシーとかね。
つまずきやすいポイントを事前にチェックしておくことで、いざってときに迷わないようになります。
Chapter 4 これでカンペキ! 医薬品・医療材料の採用、発注、保管の鉄則
医薬品の発注が学べるってすごくないですか?
いまだかつて発注とか教えてもらったことないから完全自己流ですね。
ただしい方法は本で学んでほしいから省略して、とりあえず、うちの発注方法でも紹介しましょう。
空箱が空いたら発注が基本だけど、これだと在庫過多になってしまうので、ちょいちょい経験則により手直しをしていきます。
この経験則ってのが曲者で、なかなか自動発注に切り替えられない原因でもある。
基本的にはアナログ操作で「〇〇錠切ったら発注(付箋メモ)」「〇〇様しかでない限定品(付箋メモ)」「来月発注予約済み(付箋メモ)」とか。まぁアナログな手法よね。
いちおう、在庫システム(ジャストック)で発注店管理はしてるから「〇〇錠切ったら発注」的なやつで発注漏れがないようにしてる。それでもちょいちょいおもらしするけどね。
2000品目ある薬局で一個ずつ適切な発注点を設定することなんかできないし、適切な発注点って毎月かわるから見直しなんて到底無理です。
だからどんどん在庫が過剰になってくるんだけど、それを是正するのが薬剤師よる目視です。これがまぁ、漏れるよね。しょっちゅう期限切れおこしてる。
なんで、この本で正しい「発注」を学んだので、現場にいかします。
本音をいうと発注はAIに任せたいです。カケハシさんがAI在庫管理ってのをニューリリースしたからジャストックからこれに乗り換えたい。
AI在庫管理は「高精度の患者来局予測」を備えているから、発注点管理ではなく患者の来局状況に応じた未来を見据えた発注を勝手にやってくれる。必要なときに必要な分だけあるから、過剰にならない!すげーぞAI!
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Chapter 5 調剤業務をUPDATEするうえで押さえておきたい6つの新常識
薬局もオンライン転換期で、いろいろと新しいサービスが導入されています。
その中で絶対に抑えておきたい6つの事項を紹介。
「電子処方箋」「オンライ資格請求」などなど。
これを気に、最新の業務内容にアップデートしよう。
まとめ
古参にも、新人にも、自信をもってオススメできる内容ですね。
買って損はない。
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