こんにちは新人薬剤師のヤクタマです。
今回は、薬剤師が主役の小説やマンガを紹介していきます。医師や看護師が主役のマンガはたくさんあるけど、こと薬剤師モノになると極端に数がすくなくなります。
数年前なんかまったくなかったけど、ここ最近は注目浴びて「小説 → マンガ」になる作品も増えてきています。
薬剤師が読めば共感できること間違いなしです。
マンガだって勉強になるのでオススメ作品を紹介していきます。
ガチな勉強書籍の紹介は別でしてるから勉強書籍が知りたい人はこっちの記事へどうぞ。
異世界薬局(小説 & マンガ)
現世の知識をもったまま異世界に転生してチートするという、典型的な異世界転生ものです。
「異世界転生」に「薬剤師」要素を追加した作品が「異世界薬局」です。
小説版しか読んでないけど、マジでおもしろいよ。
書籍はアマゾンで購入できるけど、連載元である「小説家になろう」というサイトに行けば最新話まで無料で読むことができます。
内容の「あらすじ」
研究一筋だった日本の若き薬学者は、過労死をして中世ヨーロッパ風異世界に転生してしまう。
高名な宮廷薬師を父に持つ十歳の薬師見習いの少年として転生した彼は、疾患透視能力、物質創造と物質消去能力などの人外のスキルを得ていた。
そこは怪しげな医療行為が行われ、庶民には効果のある薬が手に入らない社会。
彼はときの皇帝に認められ、街の一角に薬局を開く。
世に蔓延るまやかしを払拭し、現代薬学に根差した真に効果のある薬を、庶民の手に届けるために。
これは、創薬チートの薬師の少年が前世の現代薬学知識を駆使し、異世界人を助けながら、今度は頑張りすぎず新たな人生を送る物語。
「異世界薬局」より
小説版は、原作を読んでみて興味があれば購入してみるといい。
薬剤師ではなく「薬師」が主人公のライトノベルですが、薬剤師と考えていいです。
イメージした物質を作り出せるチートで、様々な医薬品を開発していきます。どちらかというと「創薬系」薬剤師のお話ですね。
原作のラノベが人気で、コミカライズ(漫画化)もされています。
こっちが原作のラノベ版▼で、まだ連載中の未完です。
漫画版がコチラです▼(もちろん未完)
医師・薬剤師が査読してるから内容はしっかりしたものです。読んでてなるほどといった勉強になることも多い。
アンサングシンデレラ(マンガ)
病院薬剤師が主人公のマンガです。病院薬剤師のリアルな仕事を紹介してくれてるマンガはこれだけ。
薬剤師というと、薬局の薬剤師が真っ先に頭に浮かぶけど、病院にも薬剤師が常駐して薬の準備をしています。
なかなかイメージしづらい病院薬剤師の仕事を垣間見ることができる貴重な資料です。それでいて、めちゃくちゃおもしろいよ。
タイトルにある「アンサング(unsung)」の意味は「詩歌にうたわれない、詩歌によってほめたたえられない」です。
要するに、アンサングシンデレラは「世の中ではあまり認知されていないけど、ガンバっている縁の下の力持ち的な存在」を意味したいのでしょう。
薬剤師とは「縁の下の力持ちのシンデレラ」である。さてシンデレラって何でしょうね(笑)
これ病院薬剤師が読めば共感できて楽しめるし、薬局薬剤師や薬学生は病院薬剤師が何してるかイメージできるから絶対に読んどいたほうがいい。薬学生のモチベーションアップのために薬学部の図書館にはあった方がいいね。
作中に登場する薬剤師の本棚や勉強書籍がリアルにあるもので、そういう小ネタが好き。
おもわず別の記事でまとめてしまいました。
薬剤師の仕事を世間に知ってもらうためにもドラマ化を切望する作品。
医療系はドラマになりやすいし、目新しさもあるからアンサングシンデレラのドラマ化、あると思います。
あなたの知らない調剤薬局の裏側(マンガ)
調剤薬局のお仕事がよくわかるマンガ。
短編読み切りストーリーがいくつか収載されています。
どのストーリーも調剤薬局の薬剤師ならわりと経験しがちな「あるあるネタ」なので、めちゃくちゃ共感できます。
書籍の元になっているのは「薬剤師さんの備忘録」というブログ?ですね。実は、このサイトに飛んでもらえばわかるけど、書籍と同じ内容のマンガが読めてしまいます。
「百聞は一見にしかず」サイトチェックしてみて。
本で読んだほうが読みやすいから、もし気に入ったら購入してくださいな。
追記公表で第二弾も発売されたようですね。
ちなみにボクも頑張って「新人薬剤師あるある」をまとめてみたからよかったら読んでください。
薬屋のひとりごと(小説 & マンガ)
これも「小説家になろう」で連載中の小説が、書籍化されて、さらにマンガ化までされた作品です。
ということで原作は「小説家になろう」のサイトに行けば最新話まで無料で読むことができます。
後宮で宮女(薬師)が薬学の知識を駆使して、後宮で起こる様々な事件を解決してくというミステリー物です。薬学といっても昔の話だから生薬がメインになります。
後宮モノはその世界観になれるまで時間がかかるから、ぼくはマンガ版の方がオススメです。
小説版がこちら▼
マンガ版がこちら▼
ちなみに、このマンガ版の「薬屋のひとりごと」は無料マンガアプリ「マンガワン」で全話無料で読むことができます。
実は、ぼくもコミックも小説も買ってないんだ。原作は「小説家になろう」で読めるし、マンガは「マンガワン」で読めます。
とりあえず無料でよんで気に入ったら購入すればいいんじゃないかな。
薬も過ぎれば毒となる 薬剤師・毒島花織の名推理(小説)
調剤薬局の薬剤師が主人公の本格ミステリー小説です。
よくわからないけど「このミステリーがすごい!大賞」シリーズだそうです。
『このミス』大賞シリーズって言うから、てっきり医薬品の併用禁忌を利用した殺人事件を期待したんだけど、殺人事件は起きませんでした。
それが心残りだったけど、薬学的な話が満載だったから、薬剤師としては楽しく読むことができました。薬の話とそれに関わる、病気の話もでてくるから、わりとためになる。
続編もでたら買うから、今度は、殺人ミステリーを期待。
チート薬師のスローライフ~異世界に作ろうドラッグストア~
またしても「小説家になろう」で連載中の小説が、書籍化されて、さらにマンガ化されたパターンです。
ということで原作は「小説家になろう」のサイトに行けば最新話まで無料で読むことができます。
チートでいろんな草的なものから薬が簡単に作れてしまう主人公がドラッグストアを経営して、客の依頼をこなしていくというストーリーです。
あんまり薬剤師は関係ないかな。作用機序とかすっ飛ばして、なんでも治っちゃうポーションがあるからね。
ファンタジーとして面白いから、更新を楽しみにしてるんだけど、残念ながらしばらく更新止まっています。
原作は無料で読めるのでよかったら試してみてくださいな。
薬が届くまで ここが知りたい
非売品やでー
アルフレッサの展示会に行ったらくれました。残念なことに、中身を読んでないんだよね。
意外とページ数があって、なかなか読む気になれないんだよ。そもそも参考書の積読いっぱいだから、「薬が届くまで」とかどうしても優先順位は低いよね。
中身は、フルカラーでなかなか本格的ですよ。
けっこう、マニアックなとこまで書いてありそうです(読んでないけど)。
いつか読んで、そして待合室の本棚に寄贈しようと思っています。
薬剤師協会の治験者募集案内 未経験者歓迎
は???
これ小説なんだぜ。意味分かんないでしょ。
「薬剤師協会」を「薬剤師会」と誤読すると全然ちがうから要注意な。しかも「治験」とかあんまり関係ないので、それも期待したらダメ。
死にかかっていた主人公が、怪しい薬をのんで一命をとりとめた。そこからストーリーが始まるんだけど、それが「治験」だったのかな?
ただ、作品自体はハイテンションでテンポ良く進むので、続きが気になってサクサク読んでします。
このタイトルで興味がわいたらチャレンジしてみてください。
くすりのマジョラム(漫画)
主人公は、魔法が使える薬剤師の設定ですが、ほとんど魔法の要素ないです。調剤薬局の日常をおもしろおかしく4コマネタにしています。
4コマって言っても、オチがなく次の4コマにストーリーがつづいていくので、これは4コマといえるのだろうか?という疑問はある。
うっすい薬学ネタと健康ネタが多いです。薬剤師にもためになるかもね。
薬屋りかちゃん(マンガ)
調剤薬局の日常をテーマにしたマンガです。
ちょっと古いんだよね。
一般向けにわかりやすいテーマを選んでるから、医療従事者がよむと物足りないかもしれない。学生が薬局がどういう仕事してるのかをイメージするにはいいと思います。
全2巻で完結してます。
もし転職計画があるなら当サイト経由してもらえると助かります。
ヤクタマが転職するときに毎度お世話になっているのが「ファルマスタッフ」ってサイトです。
転職サイトとしては忖度なしにヤクタマぶっちぎりでオススメです。
「ファルマスタッフ」は1つ1つの就業先をキャリアコンサルタントが必ず直接訪問して職場の状況ダイレクトにリサーチ!
そのため、求人情報が他社よりも濃い!職場の雰囲気や経営状況、残業などの忙しさなどのリアルを踏まえて転職先を提案してくれます。
今すぐ転職を考えている方もちょっと考え中の方も利用できます。すべて無料なので登録するなら当サイトから申し込んでいただければ幸いです。
公式ファルマスタッフ