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医薬品情報

NDBオープンデータをみれば医師が処方する医薬品ランキングがわかる

こんにちはヤクタマです。

今回は「NDBオープンデータ」という厚生労働省が無料公開している超すごいデータベースを紹介です。

NDBオープンデータとは

電子化されたレセプト情報ならびに特定健診・特定保健指導情報を収集した「レセプト情報・特定健診等情報データベース(通称:NDB)」を誰でも自由に利用できるように公表されたデータベースのこと

NDB:National Database of Health Insurance Claims and Specific Health Checkups of Japan

国民皆保険制度の日本では、レセプトデータは国民の医療の実態を全数に近い割合で評価できるという非常に貴重なデータなのです!

なんと、この貴重なデータが厚生労働省のホームページに行けば誰で無料でダウンロードできます。

1年に1回ペースで発行されるため、すでに第4回まであります。

第4回でまとめられているレセプトデータは「平成29年4月~平成30年3月」の診療分です。

NDBオープンデータの内容
  • 医科診療行為
  • 歯科診療行為
  • 歯科傷病
  • 処方薬(内服/外用/注射)
  • 特定保険医療材料
  • 特定健診

これらの情報が地域別・年齢別でまとめられた、すごいデータベースなんだけど、ぶっちゃけ素人にはどう活用すればいいのかわかんないよね。

すごく薄っぺらい使い方なんだけど、薬剤師的には、どの医薬品がどれくらい処方されているか見るのが面白いんじゃないかな。

それを調べてもなにかを解決するわけではなく、ただの自己満足だけどね。

医薬品の使用量をチェックする

院内・外来・年齢・性別・地域・内服・外用・注射と細かく分析することができます。

データを開けてみると、こんな感じ▼ですね。

催眠鎮静剤・抗不安剤

*外来(院外)都道府県別薬効分類別数量より

とりあえず目についたソラナックスの使用量がヤベーことがわかりました。ソラナックスは1日3回で使う人いるから数量ベースでマイスリー5を超えてます。

さらに、そのちょい下にあるハルジオンもまだまだ大きいシェアをもってますね。

ハルジオンは減ったのかとおもったけど、ぜんぜんダメだね。最近ではベンゾの使いすぎにペナが入るようになったから第5回・第6回になると大きく使用量がかわってくるはずです。

今後、比較していくのが楽しみですね。

記載されているのは「使用量」だから数量ベースでの比較になりますが、薬価も併記されているからチョイチョイっとイジれば簡単に金額ベースに直すことができます。

ちょっとやってみますか!

デパス(エチゾラム)の数量&金額ベース

デパス&エチゾラムの年間の使用金額(薬価ベース)は約69億円です。数量ベースだと8億8千万錠が外来で処方されています。

エチゾラムだけで69億円とかやべーな。

表を作るのが楽しかったのでもうちょっと作ってみた。

マイスリー(ゾルピデム)の数量&金額ベース

数量ベースではエチゾラムに勝てないながらも金額ではエチゾラムを上回り、圧巻の139億円です。

先発の薬価が高すぎなんだよ。

ジェネリックだとサワイが強いことがわかりました。どのジェネリックが一番使用されいているのか調べるにも役立つようです。

ちなみになんだけど、NDBオープンデータはカテゴリー別に使用量が多い順に記載されているのですが、全品目が収載されるわけではありません。

使用量が少ないものは圏外として切り捨てられます。

切捨てられたマイナーゾルピたちがあるから、ゾルピ使用量が精確に分かるわけでわないことに留意してもらいたい。そもそもボクがまとめたデータは院内・入院を入れてません。

ソラナックス(アルプラゾラム)の数量&金額ベース

アルプラは8mgがあるはずなのですが使用量がすくないためNDBランキング圏外となります。

アルプラゾラムの年間使用金額は約25億です。

ソラナックスとコンスタンって両先発の併売品なのですが、圧倒的にソラナックスがシェアをもっていることがわかりました。

両先発品の併売とかマジでいらんから、片方は販売中止してほしいわ。

ちなみに両先発品でどっちの方が世の中的に受け入れられているのか調べるのも面白いかもしれない。

先発併売品を比較してみた

キプレス10とシングレア10で全国的に使用量が多いのはどっち?

答え、シングレアです。

解説

僅差で、シングレアのほうが使用量が多いです。

第4回NDBオープンデータより
  • キプレス10:32,554,227
  • シングレア10:34,239,491

僅差だから次回はどうなっているかはわかりません。うちでは圧倒的にシンクレアなんだけど、全国的にみるとわかんないもんだね。

比較するの大変なので、これしかやらないから、他の併売品で気になるモノがあればNDBをチェックしてみて。

ヒルドイドを一番つかっているのは誰だ?

NDBデータは年齢別の資料もあるから、せっかくなのでそれでヒルドイドソフト軟膏をみてみます。

使用したデータは外来使用量です。

ヒルドイドソフト軟膏の使用量

左半分が男子で、右半分が女子です。縦軸は「g」ですね。

まさかまさかの0-4歳の男子が一番ヒルソフつかってるのな。てっきり高齢者かと思ってたわ。

このグラフのすごいのがデータを選んだら、ワンクリックだけでできてしまうこと。ワンクリックでできたわりにはわかりやすいでしょw

テキトーにやってこれだけできるから、ちゃんと調べながらやれば、なんだか面白いものが作れそうな気がします。

ヤクタマ
ヤクタマ
やらないけどね!

まとめ

データが膨大なのでやろうと思えば、いろんなことが分析できす。

NDBオープンデータで、いままで感覚的に理解していたことをデータで裏付けていくのも面白いかもしれません。みんなが大好き「エビデンス」として使えるわけです。

仮に、いまは使わなくても、NDBデータの存在は薬剤師として知っておいて損はない。

ぜひぜひ、オリジナリティあるグラフでも作ってみてください。

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