どうも管理薬剤師のヤクタマです。
今回はNTT特約店からの電話で対面してきたので体験談ですね。
薬局にNTT関連の電話が頻繁に掛かって来ると思いますが、あれに対応するとどうなるのか?って話です。
ちなみに「代理店」と「特約店」は違うようです。今回来たのはちゃんとNTTとパトーナー契約をした特約店です。つまり本物ですね!
NTT代理店を名乗る「光回線のプランがお安くなりますよ?」的な電話はガチャ切りするように努めているのですが、今回はアプローチが巧妙であったため面会まで行ってしまいました。
今思えば色々怪しかったけど、NTT特約店なので当日は身分証提示しますとかいうから面会許可してしまいました。
結果的にいうとNTT代理店にしろ、特約店にしろガチャ切りが正解!
いろいろと不安を煽っては契約させてこようとするので取り合わないことが一番の対策です。
今回は、なんにも契約していないので、被害もなにもないけど、1時間ほど話して不安を散々煽られたので時間の無駄感は否めない。
NTT特約店を名乗る者からの電話
ことの始まりは電話アプローチでした。
怪しいNTT系の電話は「回線が安くなるサービスがあるのでご案内します!」て提案がほとんどなのだが、今回はどうやら違うようでした。
要件は、地域の回線が100 → 1000に拡張工事するからモデムやルーターをチェックさせてくださいとのこと。ぶっちゃけなんの拡張工事かわからん。ほんとに拡張工事してんのかもわからん。
よくわからんけど、NTTの回線工事が入るのか?と思ってしまったわけです。
仕事でネット回線が使えなくなったら困るから話を聞いてみることにしました。念のため無料訪問であることを確認。
訪問は無料なの?一切お金かからないよね?
点検なので全て無料です。NTT特約店の身分証を携帯して伺います。
業者いわく、最近は悪徳業者が増えているので身分証を携帯して当日は提示するということでした。
そして、3日後に営業員が薬局を訪問。
NTT特約店の訪問当日
薬局の昼休みにNTT特約店の営業員がやってきて軽く挨拶を交わすと、まずはじめに、代理店と特約店の違いについて説明し始めました。
代理店ではなく特約店であることをアピール
営業員が言うには「NTTと関係ない会社が代理店を名乗って悪質な契約を結ぶ詐欺が増えているということで、特約店は代理店を名乗らずに特約店を名乗る」ということでした。
つまり「代理店は詐欺で、特約店は詐欺ではない」と言いたいわけです。
我々は代理店ではなくNTTと正式にパートナー契約を結んでいる業者であり、特約店番号もあるのでNTTに電話で確認もできますと、大きくNTTマークが書かれたバインダーをこれ見よがしに使用しながらアピールしてきます。
▼持ってきたパンフレットにもしっかりと「NTT」のマークが。
つまり本物です!
ただし本物だからといってセールスであることにはかわりない。売り込んできますよ。
NTTの代理店と特約店は、どちらもNTTと契約を結んで、ネットワークや情報機器の販売・工事・保守などを行っている事業者です。しかし、代理店は主にネットワーク商品(ひかり電話やインターネット回線など)を扱い、特約店は主に情報機器(FAXやビジネスホンなど)を扱っています。また、特約店はNTTブランドの情報機器に限定されますが、代理店は他社製品も取り扱うことができます。このように、代理店と特約店は販売する商品やサービスの範囲が異なります。
なんや、かんやと挨拶が終わってモデムやルーターのチェックです。
ルーターやモデムチェックはすぐに終わりました(たぶんちゃんと見てない)。
その後、ネットにつながるパソコンを借りたいということだったので、個人情報が入っていない発注端末PCをかしてあげるとネットブラウザで操作をし始めました。
薬局のモデムが海外からサイバー攻撃を受けているらしい
営業マンは薬局のネットブラウザで怪しいサイトにアクセスしはじめ「よくわからない英語と数字の羅列をみせて、これは海外から薬局がサイバー攻撃を受けていることを表しています」だとよ。
薬局パソコンが海外から攻撃されています!ホラっ!
勝手にセキュリティチェックしはじめたけど、拡張工事によるモデムチェックという当初の目的はどうした?脱線してんじゃねーぞ。
そもそも海外からサイバー攻撃うけてるとかWEBサイトでわかるもんなのか?怪しい。
実は、これが拡張工事にかっこつけて営業員がやってきた目的なのです!モデムのチェックは無料です。ただし、セキュリティ対策は有料です。
サイバー攻撃リスクを煽って、煽って、煽りまくってセキュリティ対策セットを売りつけてきます。
サイバーリスクを過剰に煽る作戦
うちが薬局ということもあって大阪病院がサイバー攻撃を受けてダウンした話をもちだして、さらに不安を煽ります。
マイナンバー端末を導入していることによる漏洩リスクを説きさらに煽ります。
ダメ押しでカバンの中からNTTとマークの入った「改正個人情報保護法」のパンフレットをとりだし情報セキュリティ対策は事業主の義務であり、法的ペナルティがかせられると、煽る、煽る。
▼公式マークのパンフレットまたきました。
でも、うちは、
レセコンセキュリティ対策ソフト入ってるよ。
それはパソコンを守るものでNTTならモデム側でセキュリティ対策ができます。
この状態では非常に危険ということで、販売員は上司に相談してみるということでした。
セキュリティやばいから上司に相談してみるアピール
顧客の目の前で上司に電話するのは営業マンの常套手段です。上司に許可をとって特別なサービスを提供しているように見せるパフォーマンスです。
もしくは自体の深刻さを強調させて、不安を煽るパフォーマンスです。
そして、いちど持ち帰って対策をねってくるということで、次回のアポイントメントを要求してきました。
もう、あれよあれよと、次回のアポイントメントの話になってきます。
忙しいのになんやかんやで60分も話してしまいました。常にセールスモードの相手にボクはウンザリなので次回は会いたくないです。
セキュリティとかそんなんレセコンベンダーに相談するからお前らに言われる筋合いなどない。
もしダメなら特約店ではなくNTTに直接相談するので特約店にはお引き取りいただきました。
番外編:やたら名前を呼んできて親密になろうとする
ボクの本名は「田中」です。
田中さん!ちょっといいですか!
ご覧になってください。田中さん!
普通、軽くチェックするだけのワンデー訪問でいちいち相手方の名前なんか呼ばないよね。
名刺わたしてないし、電話で一回だけ名乗っただけだし。
名前なんて呼ばなくても「すみません、ちょっといいですか」これで万事OK
名前で呼ぶ理由は顧客とお近づきになりたいという目論見があるからです。
「ネームレター効果」ってのがあってセールスマンは「ネームコーリング」というテクニックを活用して会話に相手の名前をねじ込みます。名前を呼ばれたら親密になった気がしますよね。
あげくの果てには「田中さん」花粉症にいい薬ないですか?とか世間話まで振ってくる始末で、どうにかしてボクとお近づきになりたい様子。
あの手この手で信用させようってう魂胆が透けてみえて、とにかく怪しい。
NTT特約店ってのはホントなの?
これはホント。
NTTに電話して特約店番号確認したから本物です。
おそらく販売するものも本物でしょう。
ただ、それがほんとにうちにとって必要なものなのかはわかりません。ただ、不安を煽って高額なセキュリティ対策ソフトを販売したいだけなのかもしれない。
つまり、本物の特約店だからといって、素直に従う必要はないってこと。
とりあえず、セキュリティにこまったらレセコンベンダーに相談しましょう。
ボクも相談してみました。
レセコンベンダーにNTT特約店が言ってることを相談してみた
→ 取り合う必要はないでしょう。
~完~
NTT東日本をかたった強引なセールスにご注意
NTT東日本の公式ページに「NTT東日本をかたった強引なセールスにご注意ください(電話機)」というページがるので、見てみてください。
もしNTT東日本やNTT西日本から電話してきたと言われたら116番(営業時間:午前9時~午後5時)で確認してみましょう
困ったらNTT116番に電話だ
NTTの116ってのNTT東日本の各種商品・サービスに関するご注文やお問い合わせを電話で承っている総合受付窓口のダイヤル番号です。
局番なしでかけられるのは、NTT東日本のサービスを利用している固定電話や公衆電話からだけで、携帯電話やIP電話からはかけられません 。
受付時間は午前9時から午後5時までで、土日・祝日も営業しています。
携帯からかけれないから固定電話からかけてみよう。
まとめ
時間のムダなので、取り合わないことが一番。
電話きたらそっと受話器を置きましょう。
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