どうもヤクタマです。
医療現場では効率的なコミュニケーションのため略語という名の暗号が日常的に使われています。
「ウロに回して」「ギネからの紹介患者」といった具合に自然とでてきます。
一般人からしたら理解不能な暗号ですね。
今回は、その暗号を読み解くための医療現場でよく使われる診療科の略語19選を一覧にまとめてみました。
略語・略称 | 診療科名 | 補足・語源など |
---|---|---|
ウロ(Uro) | 泌尿器科 | ドイツ語「Urologie」から |
ギネ(Gynae) | 産婦人科 | 「Gynaekologie」由来、婦人科の意味も含む |
オルト(Ortho) | 整形外科 | 「Orthopädie」から |
アウゲ(Auge) | 眼科 | 「Auge(目)」が語源 |
プシコ(Psycho) | 精神科 | 「Psychiatrie」から |
オト(Oto) | 耳鼻咽喉科 | 「Oto-Rhino-Laryngologie」由来 |
デルマ(Derma) | 皮膚科 | 「Dermatologie」から |
カス(Kardio) | 循環器内科 | 「Kardiologie(心臓学)」から |
ネフロ(Nephro) | 腎臓内科 | 「Nephrologie」由来 |
ガストロ(Gastro) | 消化器内科 | 「Gastroenterologie(消化器病学)」 |
ヘマ(Hema) | 血液内科 | 「Hämatologie」由来 |
オンコ(Onco) | 腫瘍内科/がん専門 | 「Onkologie」から |
リウマ(Rheuma) | リウマチ科 | 「Rheumatologie」由来 |
ペド(Pedo) | 小児科 | 「Pädiatrie」から |
ジェン(Gen) | 総合診療科(ジェネラル) | 「General Medicine」由来 |
エンド(Endo) | 内分泌科 | 「Endokrinologie(内分泌学)」 |
アレルゴ(Allergo) | アレルギー科 | 「Allergologie」から |
クリ(Chir) | 外科 | 「Chirurgie」由来 |
ナーザル(Nasal) | 鼻科 | 「Nasal(鼻)」から。オトの中の一部 |
診療科略語の基礎知識
診療科の略語は、主にドイツ語や英語を語源とした医学用語から作られています。日本の医学教育がドイツ医学の影響を強く受けていたため、多くの略語がドイツ語由来となっています。
これらの略語は医療現場での効率的なコミュニケーションを目的として使用されており、カルテ記載や口頭での申し送りなどで頻繁に登場します。
略語を正確に理解することで、医療チーム内での情報共有がスムーズになり、患者ケアの質向上につながります。
内科系診療科の略語一覧
カス(Kardio)- 循環器内科
ドイツ語の「Kardiologie(心臓学)」が語源です。心臓と血管系の疾患を専門とする診療科で、心筋梗塞や不整脈、高血圧などの治療を行います。
ガストロ(Gastro)- 消化器内科
「Gastroenterologie(消化器病学)」から来ています。胃、腸、肝臓、膵臓などの消化器系疾患を扱う診療科です。
ネフロ(Nephro)- 腎臓内科
ドイツ語「Nephrologie」が由来となっています。腎臓の機能障害や腎不全、透析治療などを専門とする診療科です。
ヘマ(Hema)- 血液内科
「Hämatologie」から作られた略語です。白血病やリンパ腫などの血液疾患を専門的に治療する診療科です。
オンコ(Onco)- 腫瘍内科
「Onkologie」が語源で、がん治療を専門とする診療科です。化学療法や免疫療法などの薬物治療を中心に行います。
エンド(Endo)- 内分泌科
「Endokrinologie(内分泌学)」から来ています。糖尿病や甲状腺疾患など、ホルモンに関連する疾患を扱います。
外科系診療科の略語一覧
クリ(Chir)- 外科
ドイツ語「Chirurgie」が語源です。手術による治療を専門とする診療科で、一般外科とも呼ばれます。
ウロ(Uro)- 泌尿器科
「Urologie」から作られた略語です。腎臓、尿管、膀胱、前立腺などの泌尿器系疾患を手術や薬物で治療します。
オルト(Ortho)- 整形外科
「Orthopädie」が語源となっています。骨、関節、筋肉、靭帯などの運動器疾患を専門とする診療科です。
ギネ(Gynae)- 産婦人科
「Gynaekologie」由来の略語で、婦人科の意味も含みます。女性の生殖器疾患や妊娠・出産に関わる医療を提供します。
専門科・特殊科の略語一覧
アウゲ(Auge)- 眼科
ドイツ語で「目」を意味する「Auge」が語源です。目の疾患や視力障害の診断・治療を行う診療科です。
オト(Oto)- 耳鼻咽喉科
「Oto-Rhino-Laryngologie」から作られています。耳、鼻、のどの疾患を専門的に扱う診療科です。
ナーザル(Nasal)- 鼻科
英語で「鼻」を意味する「Nasal」が語源です。耳鼻咽喉科の中でも鼻の疾患に特化した分野です。
デルマ(Derma)- 皮膚科
「Dermatologie」から来ている略語です。皮膚の疾患やアレルギー性皮膚炎などの診断・治療を行います。
プシコ(Psycho)- 精神科
「Psychiatrie」が語源となっています。精神的な疾患やメンタルヘルスの問題を専門とする診療科です。
ペド(Pedo)- 小児科
「Pädiatrie」から作られた略語です。新生児から思春期までの子どもの疾患を専門的に診療します。
リウマ(Rheuma)- リウマチ科
「Rheumatologie」由来の略語です。関節リウマチや膠原病などの免疫系疾患を専門とします。
アレルゴ(Allergo)- アレルギー科
「Allergologie」が語源です。アレルギー疾患の診断と治療を専門的に行う診療科です。
ジェン(Gen)- 総合診療科
英語「General Medicine」から作られています。幅広い疾患に対応する総合的な診療を提供します。
診療科略語の語源と覚え方のコツ
診療科の略語の多くはドイツ語が語源となっているため、元の単語の意味を理解すると覚えやすくなります。例えば「カス(Kardio)」は心臓を表し、「ガストロ(Gastro)」は胃を意味します。
覚え方のコツとしては、日常的によく使用される略語から優先的に覚え、実際の医療現場で使いながら定着させることが効果的です。また、略語と正式な診療科名を併せて覚えることで、より正確な理解につながります。
医療現場での略語使用時の注意点
診療科の略語を使用する際は、相手が理解できることを確認してから使用しましょう。特に患者さんや家族に説明する際は、略語ではなく正式な診療科名を使用することが大切です。
また、施設によって使用される略語が異なる場合があるため、新しい職場では確認を取ってから使用することをお勧めします。正確なコミュニケーションを心がけ、医療安全の向上に努めましょう。
まとめ:診療科略語を覚えて医療現場で活用しよう
診療科の略語は医療現場での効率的なコミュニケーションに欠かせない知識です。今回紹介した19の略語とその語源を理解することで、医療チーム内での情報共有がスムーズになり、より質の高い患者ケアを提供できるようになります。
まずはよく使用される略語から覚え始め、実際の現場で積極的に活用してみてください。正確な知識を身につけることで、プロフェッショナルとしてのスキルアップにつながるでしょう。
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