こんにちはヤクタマです。
今回、新米薬剤師がはじめての投薬にそなえて読んでおくといい服薬指導の本を紹介します。
はじめての投薬は入社2ヶ月くらいになるとおもいます。
4月に入社して、6月にはいると同期のあいだでチラホラと投薬したよ自慢がではじめます。どうでもいいですよ~♪
入社して2ヶ月の間はいろいろと覚えることがあって大変だけど、きたるべき投薬に備えて家に帰ってからも勉強に励みます。
この段階では、まだ深い知識はもとめないから、広く浅く勉強して、最低限必要なことをわかりやすく伝えられるように努力します。
そして、次回、そこをさらに深く掘り下げていけばいいんです。
深く掘り下げていくための本は別記事で紹介しています。
今回は、投薬のスタート台に立つまでの本を紹介します。ひさびさに投薬にでるペーパー薬剤師にも今回の書籍は参考になると思う。
あんまり古いの買っても、面白くないので、なるべく新しいものを紹介していきます。
薬効別 服薬指導マニュアル
「服薬指導マニュアル」は鉄板ですね、ちょくちょく更新されるため情報が新しい。現在は第9版が最新版です。
服薬指導のポイントがとにかくわかりやすくまとめられています。
薬効の説明には「患者向け」と「薬剤師向け」が載っています。
専門書籍だと詳しい薬効しかのっていませんが、この本には患者向けの説明が載っています。
服薬指導では、患者さんにわかりやすく伝えることが大切なので、その具体的な説明がとても参考になります。
Amazonの商品ページをみると、書籍の中身を数ページためし読みすることができます。
めっちゃ参考になるでしょ。
おすすめポイントは「患者向けの説明」だけではありません。
「主な副作用と対策」「各薬剤の重大な副作用」「妊娠・授乳婦への危険度」「服用を忘れたときの対応」「薬剤の使い分け」も表でわかりやすくまとめられています。
いまでも、わからない薬が来たときは、この本でカンニングしてから投薬しに行きます。薬効を頭で理解しても、わかりやすく説明するのはとても難しい。
この本には「わかりやすい説明例」がほとんどの薬で網羅されているので、そのまま投薬に引用することができます。
最初の投薬に備えるだけでなく薬剤師にとってずーと心強い味方になってくれます。
デメリットは「分厚い」。この分厚さが新人のヤル気を簡単にへし折り積読いきになりかねない。
それもそのはず1冊で「1184ページ」もあるから、これを隅から隅まで読むのは土台無理な話なんです。興味がある分野だけ読んで、あとは辞書がわりにするといい。
新人薬剤師が投薬前に準備していく書籍でこれ以上のものはありません。
この圧倒的なボリュームを考えると、お値段はリーズナブルですよ。あれやこれやと手を出すよりもこれ1冊買って熟読したほうが実力がつきます。
服薬指導のツボ 虎の巻 第3版
日経DIの虎の巻シリーズ。
最新版は第3版になりますが、画像は、ぼくが所持している「第1版」のものです。
服薬指導の例が、薬剤師の吹き出し形式で口語的に書かれています。投薬イメージに近いため、このイメージのまま投薬にいくことができます。
投薬で心配なのは患者さんとの「会話」だとおもいますが、これでしっかりとイメージを固定してロールプレイすれば、もう大丈夫。
もちろん服薬指導だけじゃないですよ。病態の説明から、副作用の説明までしっかり網羅されています。
やさしい言葉で書かれた超わかりやすい本なんだけど、内容がうすいのよね。薬剤師の投薬入門としてはいいけど、これで満足しないで、必ず難しい本にステップアップしていきましょう。
ステップアップの書籍は別の記事で紹介しています。
ぼくが持ってるのは「第1版」なんだけど「第3版」になって超パワーアップを遂げて、お値段がなんと2倍以上の1万円オーバー。
何が、どう、パワーアップしたのか知らんけど、たけーーーーよっ。こいつが1万円オーバーなら7000円くらいで購入できる「薬効別 服薬指導マニュアル」を買います。
ここはあえてダウングレードして「第2版」を購入するのもありだと思います。
よくわかる服薬指導の基本と要点
ぼくが薬剤師になって一番最初に買った思い入れのある本です。もう読むことはないんだけど、初心を忘れないように大切に保管しています。
発売第3版 (2019/5/23)
マジで基本の「キ」って感じの本です。読みやすいから2日で読み終わった。
軽いのが読みたい人にはいいかもね。入社当初はこれでも十分知らないことが多くて、なるほどなるほどと感心しながら読んでいたのを覚えています。
ただすぐに読まなくなったよね。というのも、内容がうすいんですよ。
その分、お値段が安いのがいいです。
もし、この書籍を購入するなら入社直後、もしくは入社前の準備期間に読むといいです。入社して半年も経つとこの内容では満足できなくなっているはずです。
投薬が終わったら薬歴を書こう
服薬指導が終わったらお次は「薬歴」です。
ここまでがセットですね。
先輩薬剤師が教えてくれる薬歴の書き方は「パソコン操作」だけだとおもいます。
もし薬歴の意義とか、次につながる実践的な薬歴を書きたいと思ったらオススメの書籍があります。
別記事で紹介しているのよかったらみてください。
ヨウコソこの投薬地獄に
最初の数枚は慎重に慎重を期して挑むことになる。パイセン薬剤師もしっかりフォローしてくれます。
事前に監査もしてくれています。
ただ、その至れり尽くせりは長く続きません。はじめての投薬から1ヶ月たったころにはパイセン薬剤師と同じくらいの枚数を投薬している自分がそこにいます。
薬歴を記載するための時間なんてくれません。わからないことをセンパイ薬剤師に聞きに行っても、自分で調べたらと突き放されます。
信じられるのも頼れるのも自分だけです。
参考書と知識は裏切りません。
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