調剤報酬

夜間休日等加算・時間外加算・休日加算・深夜加算の違いをわかりやすく解説

夜間休日等加算

こんにちはヤクタマです。

今回は「夜間休日等加算・時間外加算・休日加算・深夜加算の違い」についてサクッと紹介します。

加算は4種類あるけど、その内の「時間外加算・休日加算・深夜加算」はまとめて時間外等加算とよぶため、大きく分けると2つにわけられます。

  • 夜間・休日等加算
  • 時間外等加算(時間外・深夜・休日)

点数(140/100)などの詳しい要件はあとでじっくり説明するから、とりあえず簡単に説明します。

ざっくり言うと営業時間中にとれるのが「夜間・休日等加算」で、営業時間終了後にわざわざ開局した場合にとれるのが「時間外等加算」です。

ということは、算定要件のハードルが低いのが「夜間・休日等加算(一律で40点)」です。なにせ営業時間中に19時すぎたら全部の処方箋でとれちゃうわけですから。

逆に、算定ハードルが高いのが「時間外等加算」です。点数は100/100や200/100のように処方内容によって変動してきます。

閉店してプライベートタイムをエンジョイしている薬剤師が患者のために緊急出動してシャッターを開けたときにとれるわけですが、家に帰ってから緊急出動とか、普通にイヤだよね。

だから、それなりの点数が加算できます。

それでは、詳しい算定要件を見ていきましょう。

夜間・休日等加算

処方せん受付1回につき40点
平日:午前0時~午前8時、午後7時~午後0時
土曜日:午前0時~午前8時、午後1時~午前0時
日曜日、祝日、年末年始(12/29~1/3)の営業は1日中とれる

1回に一律40点なので3割負担だと120円UPです。

ポイントは営業中でも算定できること。

平日は19時すぎ、土曜は13時すぎ、日曜日は終日ずーっと算定できます。

もし毎週日曜日に営業しているとしたら日曜日の営業時間中はずーっと算定できます。祝日、年末年始(12/29~1/3)もガンバって営業したら朝からずーっと算定できる。

ゴールデンウィークやシルバーウィークは暦通りなのでカレンダーが祝日ならとれます。

時間帯が「時間外等加算」とかぶるようなら「時間外等加算」を優先してとりたいけど、要件が厳しいくてとれないときは「夜間・休日等加算」で対処します。

原文参照

午後7時(土曜日にあっては午後1時)から午前8時までの間(深夜及び休日を除く。)、休日又は深夜であって、当該保険薬局が表示する開局時間内の時間において調剤を行った場合は、夜間・休日等加算として、処方箋受付1回につき40点を所定点数に加算する。

参照:調剤報酬点数表

調剤料の夜間・休日等加算
ア 夜間・休日等加算は、午後7時(土曜日にあっては午後1時)から午前8時までの間(休日加算の対象となる休日を除く。)又は休日加算の対象となる休日であって、保険薬局が表示する開局時間内の時間において調剤を行った場合に、処方箋の受付1回につき、調剤料の加算として算定する。ただし、時間外加算等の要件を満たす場合には、夜間・休日等加算ではなく、時間外加算等を算定する。
イ 夜間・休日等加算を算定する保険薬局は開局時間を当該保険薬局の内側及び外側の分かりやすい場所に表示するとともに、夜間・休日等加算の対象となる日及び受付時間帯を薬局内の分かりやすい場所に掲示する。また、平日又は土曜日に夜間・休日等加算を算定する患者については、処方箋の受付時間を当該患者の薬剤服用歴の記録又は調剤録に記載する。

参照:調剤報酬点数表に関する事項

時間外等加算(時間外加算)

時間外等加算(時間外)
(調剤基本料+調剤料+施設基準関係加算) 100/100
概ね午前8時前と午後6時以降

営業時間にとれる点数です。

対象になる時間帯は「午前8時前と午後6時以降」です。

閉店状態から臨時で開局してあげたときに算定できる点数です。

営業時間として申請している時間帯は絶対にとることはできないし、さらに営業時間がダラダラとのびて時間外に突入したとしても、とれない。

一度、シャッターをしめて営業終了したあとにしか取れないのがポイント。

夜に電話で呼び出されたあとに取れるんだけど、お酒のんでると運転できないからどうしようもないんだよねー。

算定できる点数は調剤技術料(基礎額)の100/100です。

調剤技術料(基礎額)の100/100とは

基礎額は、調剤基本料と調剤料のほか、無菌製剤処理加算及び在宅患者調剤加算の合計額とする。嚥下困難者用製剤加算、一包化加算、麻薬・向精神薬・覚醒剤原料・毒薬加算、自家製剤加算及び計量混合調剤加算は基礎額に含まない。

ようするに、

基礎額とは

調剤基本料 + 調剤料 + 施設基準関係加算

具体的に言うと、

地域支援体制加算、後発医薬品調剤体制加算、無菌製剤処理加算、在宅患者調剤加算
→ OK

さらに、

嚥下困難者用製剤加算、一包化加算、麻薬・向精神薬・覚せい剤原料・毒薬加算、自家製剤加算、計量混合調剤加算
→ ダメ

もちろん、

薬剤料 → ダメ

こんな感じですね。

状態として開けていても算定できる場合

通常営業しているときは時間外加算はとれません。時間外に患者の依頼で緊急オープンしたときだけ加算が取れるのですが例外もあります。

その例外は「救急医療の確保のため、国又は地方公共団体等の開設に係る専ら夜間における救急医療の確保のため設けられている保険薬局」です。

時間外加算の原文参照

(イ) 各都道府県における保険薬局の開局時間の実態、患者の来局上の便宜等を考慮して、一定の時間以外の時間をもって時間外として取り扱うこととし、その標準は、概ね午前8時前と午後6時以降及び休日加算の対象となる休日以外の日を終日休業日とする保険薬局における当該休業日とする。

(ロ) (イ)により時間外とされる場合においても、当該保険薬局が常態として調剤応需の態勢をとり、開局時間内と同様な取扱いで調剤を行っているときは、時間外の取扱いとはしない。

(ハ) 時間外加算を算定する患者については、処方箋の受付時間を当該患者の薬剤服用歴の記録又は調剤録に記載する。

(ニ) 「注4」のただし書に規定する時間外加算の特例の適用を受ける保険薬局とは、一般の保険薬局の開局時間以外の時間における救急医療の確保のため、国又は地方公共団体等の開設に係る専ら夜間における救急医療の確保のため設けられている保険薬局に限られる。

(ホ) 「注4」のただし書に規定する「別に厚生労働大臣が定める時間」とは、当該地域において一般の保険薬局が概ね調剤応需の態勢を解除し、翌日調剤応需の態勢を再開するまでの時間であって、深夜時間を除いた時間をいう。

時間外等加算(休日加算)

時間外等加算(休日)
(調剤基本料+調剤料+施設基準関係加算) 140/100
休日とは、日曜日、祝日、年末年始(12/29~1/3)

日曜日や祝日に電話で呼び出されて調剤したときに算定できる特別料金です。

時間外だと100/100だけど、休日加算は、休日のスーパーフリータイムに家族よりも優先して患者のために出勤するのだから、その対価はでかい。

具体的に言うと、基礎額の140/100を追加でもらいます。

2.4倍界王拳だぜ!

ただし、あくまでも臨時で開けた場合にとれる点数なので、休日に営業した場合は原則「夜間・休日等加算:40点」をとることになります。

あくまでも原則なので例外もあります。

休日加算の原文参照

(イ) 休日加算の対象となる休日とは、日曜日及び国民の祝日に関する法律(昭和 23年法律第 178 号)第3条に規定する休日をいう。なお、1月2日、3日、12 月 29日、30 日及び 31 日は休日として取り扱う。

(ロ) 休日加算は次の患者について算定できるものとする。なお、①以外の理由により常態として又は臨時に当該休日に開局している保険薬局の開局時間内に調剤を受けた患者については算定できない。
① 地域医療の確保の観点から、救急医療対策の一環として設けられている施設、又は輪番制による休日当番保険薬局等、客観的に休日における救急医療の確保のために調剤を行っていると認められる保険薬局で調剤を受けた患者
② 当該休日を開局しないこととしている保険薬局で、又は当該休日に調剤を行っている保険薬局の開局時間以外の時間(深夜を除く。)に、急病等やむを得ない理由により調剤を受けた患者

ということは

輪番制の休日当番保険薬局は一日中休日加算をとることができます。

緊急呼び出しで開局することなんてほぼないから休日加算を算定する機会は「休日当番」のときくらいです。

ちなみに門前病院が気まぐれでやるからと、お付き合いで開局したとしても、時間外はとれないので注意。

時間外等加算(深夜)

時間外等加算(深夜)
(調剤基本料+調剤料+施設基準関係加算) 200/100
深夜とは、午後10時から午前6時までの間

深夜(22時から6時までの間)に呼び出されたらキレるわ。ただ、それでも行かなければならないときがある管理薬剤師です。

そんなときは基礎額の200/100のスペシャルプライスを請求します。ちなみに通常の開局時間が深夜である場合は「深夜加算」を算定することができません。

原則、緊急で開けたときだけ取れます。ただ例外もあります。

「救急医療対策の一環として設けられている施設、又は輪番制による深夜当番保険薬局等、客観的に深夜における救急医療の確保のために調剤を行っていると認められる保険薬局で調剤を受けた患者」

この場合は「深夜加算」でとれます。

休日加算の原文参照

深夜加算は、次の患者について算定できるものとする。なお、①以外の理由により常態として又は臨時に当該深夜時間帯を開局時間としている保険薬局において調剤を受けた患者については算定できない。
① 地域医療の確保の観点から、救急医療対策の一環として設けられている施設、又は輪番制による深夜当番保険薬局等、客観的に深夜における救急医療の確保のために調剤を行っていると認められる保険薬局で調剤を受けた患者
② 深夜時間帯(午後 10 時から午前6時までの間)を開局時間としていない保険薬局、及び当該保険薬局の開局時間が深夜時間帯にまで及んでいる場合にあっては、当該開局時間と深夜時間帯とが重複していない時間に、急病等やむを得ない理由により調剤を受けた患者

Q&A

24時間開局薬局の時間外等加算は?

24時間つねに開局しているわけだから患者の依頼で再開局することはありません。

そうなると24時間開局している場合は時間外加算・休日加算・深夜加算を算定できないことになります。

その代わりに夜間・休日等加算は算定できます。

日曜日はずーと夜間・休日等加算40点を加算することができます。

ただし例外として厚生労働省から平成26年疑義解釈資料がでています。

24時間薬局は時間外等加算はとれるのか?

調剤技術料の時間外加算については算定できない。ただし、24時間開局薬局で、専ら夜間における救急医療の確保のために設けられている保険薬局については、調剤技術料の時間外加算を算定できる。また、客観的に休日又は深夜における救急医療の確保のために調剤を行っていると認められる保険薬局においては、開局時間内に調剤した場合であっても、調剤技術料の休日加算又は深夜加算についても算定できる。さらに、調剤技術料の時間外加算等が算定できない場合には、調剤料の夜間・休日等加算は算定可能である。

そういうことですわ。

隣の医療機関が休日当番のときの薬局の加算は?

隣の医療機関が休日当番のときに、市や国からの依頼がないけど薬局を開けて休日対応したときは「夜間・休日等加算」と「時間外等加算」のどちらを算定するべきでしょうか?

この場合は「夜間・休日等加算」を算定します。

ちゃんと輪番制の依頼がないとダメなのよ。そんで広報とかに載せてもらって地域住民にPRがないとダメなのよ。

基礎額の100/100・140/100・100/200の計算方法

時間外等加算の計算方法をサクッと説明してきます。

計算式(加算額)

基礎額(調剤基本料 + 調剤料 + 施設基準関係加算)×1.0(100分の100)
基礎額(調剤基本料 + 調剤料 + 施設基準関係加算)×1.4(100分の140)
基礎額(調剤基本料 + 調剤料 + 施設基準関係加算)×2.0(100分の200)

ハイ、意味わかりますか?

調剤技術料の基礎額とは

基礎額は、調剤基本料と調剤料のほか、無菌製剤処理加算及び在宅患者調剤加算の合計額とする。嚥下困難者用製剤加算、一包化加算、麻薬・向精神薬・覚醒剤原料・毒薬加算、自家製剤加算及び計量混合調剤加算は基礎額に含まない。

ようするに、

基礎額とは

調剤基本料 + 調剤料 + 施設基準関係加算 + 無菌製剤処理加算 + 在宅患者調剤加算

具体的に言うと、

地域支援体制加算、後発医薬品調剤体制加算、無菌製剤処理加算、在宅患者調剤加算
→ OK

さらに、

嚥下困難者用製剤加算、一包化加算、麻薬・向精神薬・覚せい剤原料・毒薬加算、自家製剤加算、計量混合調剤加算
→ ダメ

もちろん、

薬剤料 → ダメ

こんな感じですね。

一包化加算自家製剤加算が含まれていないのがとっても残念ですね。

FAXで応需した処方箋の時間外加算は?

深夜に処方箋のFAXを受けました。

入力して調剤して準備万端です。ただ、患者さんは後日営業時間内にきます。

時間外加算や夜間・休日等加算はとれるでしょうか?

はい、とれるわけありませんね。

あくまでも患者さんに服薬指導終了した時間を目安にします。以上。

まとめ

さいごに表でおさらいです。

名称 点数 要件 ポイント
時間外加算 100/100 午後6時から午前8時まで 営業時間外にとる
休日加算 140/100 日曜日・祝日・年末年始(12/29~1/3) 営業時間外にとる
深夜加算 200/100 午後10時から午前6時まで 営業時間外にとる
夜間休日等加算 40点 平日:午後7時~午前8時まで
土曜日:午後1時~午前8時まで
日曜日・祝日:終日
営業中もとれる

時間外加算・休日加算・深夜加算をまとめて時間外等加算と呼びます。

時間外等加算は営業中にはとれません。営業が終了したあとに臨時で開業したときにとれます。例外は「夜間における救急医療の確保のために設けられている保険薬局と輪番制による深夜休日当番保険薬局」です。

夜間休日等加算は営業時間中であっても時間がくればとれます。

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