薬局ルール PR

在宅薬剤師がツラ過ぎて辞めたい理由10選

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

袋づめ薬剤師を卒業して、お届け薬剤師になったヤクタマですが在宅辞めたいです。

というのも、いまの薬局で働き始めた当初は在宅なしのただの門前薬局だったのですが、会社の方針で在宅に力いれはじめ現場がついていけずにヒーヒー言ってる疲弊薬局で働いています。

もう地獄絵図になっているので辞めたいです。

▼転職する時はヤクタマ経由でお願いします。
ヤクタマ薬剤師転職

在宅薬剤師を辞めたい理由

別に、在宅が嫌なのではなく、在宅に取り組むための薬局システムが構築されていないため、超絶ブラックな労働環境になっているので辞めたいのです。

順番に説明していく。

マンパワー不足

理由のナンバーワンはぶっちぎりのマンパワー不足です。勤務薬剤師の数はそのままで在宅の件数ばかり増やしたら、そりゃ通常業務が回らんよね。

外来処方箋で月5000枚くる薬局なので待ってるだけでガンガン処方箋がやってきます。それをギリギリの薬剤師人数でさばいていくので、現場は常にてんやわんやの混乱状態です。

そこに在宅にエースのワイが抜けたら業務がまわらんわ。

人が足りていない職場で、通常業務に支障をきたさないよう在宅へ行くにはどうすればいいか?その答えはブラックです。

「時間外でカバーするしかない」です。

休憩時間を削って訪問したり、薬歴を書く時間に外出したり、仕事終わりに外出したりですね。

必要な仕事であるにも関わらずに、通常業務に在宅が組み込まれていないため、在宅へ行くと同僚に迷惑がられて、在宅の仕事をしても周りから評価されないどころかマイナス印象になると言う地獄。つらい。

同僚の理解が得られない

通常業務中に抜けようとすると「えっ?このクソ忙しいのに抜けるの?」的な雰囲気がヒシヒシと伝わってきます。

そういう雰囲気を敏感に感じ取っているから時間外とか、休憩時間とか、フリータイムを削って行くことになる。

どうしても営業中に抜けるときは気を使いまくって、ギリギリまで投薬して、ダッシュで行って帰ってきて、帰ってきた瞬間にまた投薬です。

訪問したら報告書とか色々あるんだけど、そんなのやってる空気感ではない。繰り返すが在宅は通常業務に組み込まれていないため薬局にいるときは常に外来優先しないと同僚薬剤師の理解は得られない。

報告書については、また休憩時間を削って報告書を作成します。つらい。

個人宅ばかりで利益が上がらない

同僚の目を気にしながらサビ残で頑張った結果として、利益がついてくるかって?そうでもない。

ぶっちゃけ全然、割に合わないよね。

利益が出るのは近場在宅で、移動時間がかからなく、急変が少ない人に限りますね。

遠方で1件1時間以上かかる訪問は赤字です。

さらに、薬が飲めてないとか、失くしたとか、飲みすぎたとかで点数がつかないのにやたらと呼ばれすることも少なくない。点数がつかない訪問は無料奉仕事業なのです。

外来処方箋がガンガンやってくる調剤薬局にとって個人宅は断りたい案件なのかもしれません。技術料1枚3000円の処方箋がポンポンやってくるのに、技術料1枚6000円の訪問に1時間かけたら、そりゃ同僚もいい顔しないよね。

個人宅をやる理由は、そこから施設につなげたい、もしくは外来処方箋がすくなくて時間が余っているか、この2つに限られるとボクは思います。

個人宅で利益が出ていると言えるのは、ひとえにワイのサビ残という自己犠牲の賜物に過ぎない。

在宅の担い手が自分しかいない

うちは外来処方箋がメインだから在宅の担い手がいません。

門前薬局は薬局に引きこもってるのが一番らく。

なんにもしなくても処方箋が集まってくる門前立地の薬剤師はイージーモードだから、この環境になれてしまうと個人宅なんて手間がかかることやってられません。

うちはパートばかりの高齢化薬局なので、いまさら新しいことを率先してやりたがる薬剤師もいない。そもそもパートだし。

個人宅を労働単価が高い薬局長がほぼほぼ1人でサビ残で引き受けている状況ですね。

配達が休憩だし、休みは取れないし、困ったときに相談する人もいない。辞めたい。

時間外対応に対する金銭補填がない

当薬局では時間外に対する金銭的補填は皆無です。

年俸制」という便利なシステムを利用しているため残業代はでません

酷くね?そんなこと許される?基本的人権の侵害じゃね?

ワイの仕事は「通常業務+在宅」なので、その他スタッフと同量の投薬をこなしてさらに在宅業務が加わっています。さらに言うなら管理薬剤師としての書類仕事もあるから地獄です。

ヤバい量の仕事量になっているにも関わらず、残業してもお賃金は発生しないため業務時間内は1秒もムダにせずにマグロのように動き続ける必要があります。

ムダにした時間はすべてサービス残業として自分に降りかかってくるのでマジで1秒も無駄にできない。

スタンスとしては業務時間に「通常業務」を片付けて、業務時間に「訪問薬剤」を片付けていきます。

残業を減らす裏技として、薬局と患家の往復時間をなくすべく通勤経路に近いものは通勤中に寄り道して片付けます。効率はいいけどマイカー在宅はガソリン代の補填がないからクソ。

時間外業務はサビ残なので対価ゼロということは、訪問薬剤に対する会社の対価はゼロということですね。そんなこんなで月30件以上さばいてるから会社丸儲けやん?

そんなん誰もやりたくないから限界社畜界隈の薬局長ワイが限界を超えて一手に引き受けているわけです。辞めたい。

休日が実質待機時間になってる

休日呼び出しなんて日常茶飯事だから、遠出ができないし、酒も飲めない。本来なら交代制で当番すべきなんだろうけど、交代要員がいないため1人でオンコール対応しなければならないという地獄。

そもそもなんだけど祝日も関係なく定期訪問あるから、祝日出勤が確定していることの方が多い。

いまお付き合いしている在宅クリニックは祝日関係なくフル稼働しているため祝日だから訪問日をずらすという概念も存在しない。

祝日も出勤が義務付けられているワイなんだけど、ヤバすぎることに祝日出勤の勤務時間はノーカンだからノーお賃金です。ブラックにも程がある。

通常業務をギリギリの人数でやってるから、祝日出勤したからといって代休がとれるというものでもない。

祝日に在宅をやればやるほど会社だけが儲かって、ワイだけが消耗していくというブラック!

一度はじめると辞められない

いま行っている在宅を中止するってよほどのことがない限りはできませんよね?

それどころか新規依頼を断ることもそうそうできません。いや、できるけど、一度断るとご縁が切れてしまうから信用問題なんですよね。

在宅って軌道に乗ってくると、こちらの都合に関わらず、自然と依頼が舞い込むようになります。

すでに人的キャパがないにも関わらず仕事だけが増えてスタッフだけが消費されていく地獄が無限に続いていきます。

打開策は人を増やすことだけど、個人宅だけで薬剤師1人ぶんをペイするなら月100件ほしいから増員はハードモードです。

517点✕100件 = 51万7千円

そもそも、お上は残業で成り立っていることを知らないから、現状なんとかなっているんだから増員なんてありえないって感じですね。

だって、休憩時間削ってるの知らんもん。タイムカード切ったあとに帰宅しながら在宅いってるんだもん。知らんよね?

個人宅はもう断りたい。

多職種との連携がキツイ

コミュ障ワイに多職種との連携が苦痛です。

薬局スタッフともまともにコミュニケーションとれていないのに外部の人間とコミュニケーションとるとか無理です。

在宅以外の外来処方箋でてんやわんやなのに、そんな事情は関係なく多職種からの電話が鳴り響きます。

在宅やらないスタッフは多職種系の電話は問答無用でワイにぶん回してきます。

一包化中、混合中、監査中、そんなの関係なく超マルチタスクになります。いまなにやってたっけ?的な状態。

担当者会議にも呼ばれるけど、休憩時間削って行くからストレスやばい。点数付かない意味わからん。

駐禁とられる

駐禁とられて社長に反省文書かされたのマジで理不尽。

医師や訪看は駐禁回避規定みたいなのがあって免罪符みたいなものを発行できるのですが、薬局の訪問薬剤には適応されません。

うまいこと器用に回避していくしかないのですが、100%回避しようとすると遠くのコインパーキングに止めることになるので移動に時間をとられる。

スタッフに迷惑がかからないようにダッシュした結果なのに反省文はないよ。

時間かかるけどコインパーキングとめて歩いていくわ。

終わりに

悪口ばっかり言ったけど、別に在宅が嫌いなわけではありません。むしろ好きです。

当薬局に在宅をやるだけのキャパシティがないだけで、業務時間内に訪問できて、時間外は時間外手当が出るという真っ当な労働環境であれば、ぜひ行きたいくらいです。

移動時間中にお賃金が発生しているのだからウエルカムですよ。

ちなみに移動時間はフリータイムなので自由に使わせてもらっています。在宅の移動時間を有意義に使いたいなら「オーディオブック」がおすすめです。

ボクはアマゾンのAudibleで聴き放題プランを契約しています。話題の小説が聴けるから、移動時間が待ち遠しいです。

日々忙しすぎて小説なんか読む暇がないとう人にマジでおすすめ。小説ってこんなにおもしろいんだって再認識しまして思わず月額プランに加入してしまったほどです。

転職するならヤクタマ経由でお願いします

もし転職計画があるなら当サイト経由してもらえると助かります。

ヤクタマが転職するときに毎度お世話になっているのが「ファルマスタッフ」ってサイトです。

転職サイトとしては忖度なしにヤクタマぶっちぎりでオススメです。

ファルマスタッフ」は1つ1つの就業先をキャリアコンサルタントが必ず直接訪問して職場の状況ダイレクトにリサーチ!

そのため、求人情報が他社よりも濃い!職場の雰囲気や経営状況、残業などの忙しさなどのリアルを踏まえて転職先を提案してくれます。

今すぐ転職を考えている方もちょっと考え中の方も利用できます。すべて無料なので登録するなら当サイトから申し込んでいただければ幸いです。

転職するときはお願いします!