どうもヤクタマです。
今回は薬剤師に必須の添付文書アプリを3つ紹介します。
- ファルマラボ+
- ヤクチエ添付文書
- HOKUTO
どれも高品質でいいアプリだと思います。
スムーズに添付文書検索できるという最低限必要な機能は搭載されているから、どれを選択しても失敗ということはまずない。
無料で使えるから全部ダウンロードして好きなモノをつかってみるのもいいけど、会員登録を複数やるのは手間だと思います。
なので、僕がおすすめポイント紹介しておきます。
ちなみに僕は「ヤクチエ添付文書」の方が好きです。
添付文書アプリ比較
どれも実際につかって試してみたのでポイントをまとめてみる。
- オフラインで添付文書検索できる
- OTC検索ができない
- 薬価・一包化の可否・分割・粉砕の記載がある
- 識別コード検索できる
- 無料だけど会員登録が必要
- オフラインで添付文書検索ができない
- OTC検索できる
- 薬価・一包化の可否・分割・粉砕の記載がある
- 識別コード検索できる
- 無料だけど会員登録が必要
- ファルマラボのコラムが読める
- オフラインで添付文書検索ができない
- OTC検索ができない
- 薬価・一包化の可否・分割・粉砕の記載なし
- 無料で診療ガイドラインが読める
- MSD検索&PubMed検索できる
- 抗菌薬計算ツールがマジで秀逸
純粋な添付文書アプリなのは「ヤクチエ添付文書」だけ。「ファルマラボ+」や「HOKUTO」は他にメイン機能があって、おまけとして添付文書検索がついているにすぎない。
だから、ぼくのイチオシは「ヤクチエ添付文書」なんです。
ネット環境がない状況で使えるのが最強オススメポイント。それと「薬価・一包化の可否・分割・粉砕の情報があるのがマジで神アプリ。
「ファルマラボ+」は「コラム」と「添付文書」の組み合わせアプリなので薬剤師コラムを読むことができます。転職系コラムが多いから、転職に興味のない僕がそそられるようなコラムはほぼない。
コラム更新があるたびにスマホに通知がはいるからプッシュ通知はとりあえず拒否。
OTC検索があるのは「ファルマラボ+」だけなのですが、便利なように見せかけてぶっちゃけ使わない。
「HOKUTO」の添付文書検索機能はおまけみたいなものです。薬価・一包化・粉砕などのプラスアルファの情報は一切ないし、原文PDFをみることもできない。
「HOKUTO」の強みは無料で診療ガイドラインが読めることと、各種計算機能がヤバい使えることです。神アプリであることは揺るぎない事実だから別記事で詳しく紹介しています。
となると、やっぱオフラインで読める「ヤクチエ添付文書」が一歩リードかな。
ヤクチエ添付文書を使ってみた
すげーサクサク動くアプリだから現場で使用してもストレスなく使うことができます。
デメリット
①無料で使えるけど会員登録が必要
これに登録すると自動でリクナビ薬剤師にも登録されるので転職案内のDMがたくさんきます。とりあえず配信停止しておきます。
②データ更新が長い
ヤクチエ添付文書はオフラインで添付文書を読めるようにするため、定期的に添付文書データを更新する必要があります。
2万件近い医療用医薬品の添付文書を更新するのだから、ある程度時間がかかるのはしかたない。
更新は通信量を喰うのでWi-Fi環境のあるところでやっておきたい。更新サボると添付文書の情報が古くなってしまうため、新発売された薬が閲覧できなくなってしまう。
逆に「ファルマラボ+」は閲覧したい添付文書だけを毎回DLするため定期的な添付文書更新をしなくてすむ。
Wi-Fi環境が使えない人には「ファルマラボ+」の方がいいのかもしれません。
メリット
①オフラインで添付文書検索できる
ネットにつながらない状況でも添付文書がみられるのは心強いでしょ!
ただスマホアプリだからだいたいネットにつながってるけどね。
②添付文書には記載されない「薬価・一包化の可否・分割・粉砕の記載がある」が閲覧できる
添付文書をみるついでに「薬価・一包化の可否・分割・粉砕の可否」がわかるの超便利でしょ。
だいたい「不明」であることがおおいけど、ときどきのってるから、ときどき役に立ちます。
③識別コード検索が超便利
持参薬鑑別に絶大な効果を発揮する「識別コードでの検索」が神がかって便利です。数文字入力しただけで候補がずらーっとでて選択できます。
複数該当がある場合は錠剤の写真がずらーっと並ぶので、実物と比較して選ぶことができる。錠剤のカラー画像がでるのはマジで便利です。
書籍をつかって持参薬鑑別してたら日が暮れます。アプリなら数十秒で検索できるから、これはぜひ利用してもらいたい。
まとめ
総じて神。
別のシリーズもあるのでそれも一緒にDLするといいです。
ファルマラボ+を使ってみた
ストレスなくサクサク動くから総じてよくできているとおもいます。
ぼくのスマホは格安SIMで運用しているから回線速度が遅いのですが、それでも添付文書ストレスなく開くことができます。
またPDFをDLして読むこともできる。
デメリット
①無料で使えるけど会員登録が必要
登録すると自動でファルマスタッフにも登録されます。DMきたので、とりあえず配信停止しといた。
②ネット環境がないと添付文書をみることができない
これは一長一短ですけどね。添付文書データを全部スマホにとりこんでたら更新が大変です。
その都度、DLして閲覧するほうがトータルの通信量は少ない。
③アプリ起動時の画面がコラムページ
トップ画面がコラムページなので医薬品検索するためには、メニューを選んで添付文書検索画面に移行する必要があるのですこし手間です。
そもそも「コラム」がメインのアプリに「添付文書検索」というおまけをつけた形なので、こういう仕様になっているのだと思います。
④一包化の可否・分割・粉砕の記載が「不明」しかない
「一包化の可否・分割・粉砕」の項目はあるけど、内容が「不明」しか見つけられない。
10品目ほど検索したけど「不明」以外を探すことができませんでした。もしかしてまだ準備中?
「ヤクチエ添付文書」で記載されていても、こっちだと「不明」になっています。
まだ運用期間が短いので、これから徐々に埋まっていくのかもしれません。*2020/08/30
メリット
①薬剤師コラムがよめる
コラムを読んで通勤時間の暇潰しにするのもいいかもしれません。薬剤師クイズはそこそこ勉強になります。
薬剤師コラムを読みたければ他にもオススメのアプリやサイトがあるから別記事で紹介しています。
②OTC検索できる
商品名で検索すると該当商品が画像つきで一覧になるから、見やすいですね。ただOTC検索については使う場面が限られているので僕は使わないかな。
ネットでサクッと検索する方がおおい。
ちなみに「成分名」では検索できないから代替薬を検索するのには使えません。
③識別コード検索が超便利
持参薬鑑別に絶大な効果を発揮する「識別コードでの検索」が神がかって便利です。数文字入力しただけで候補がずらーっとでて選択できます。
複数該当がある場合は錠剤の写真がずらーっと並ぶので、実物と比較して選ぶことができる。錠剤のカラー画像がでるのはマジで便利です。
書籍をつかって持参薬鑑別してたら日が暮れます。アプリなら数十秒で検索できるから、これはぜひ利用してもらいたい。
まとめ
添付文書アプリを使いたいなら「ヤクチエ添付文書」がオフラインで使えるからオススメだけど、もし薬剤師コラムを読みたいなら「ファルマラボ+」がオススメ。
さらにいうなら、もし薬剤師コラムが読みたいなら「m3.comアプリ」がオススメ。
m3.comアプリは「医薬品ニュース」「薬剤師コラム」「薬剤師クイズ」「医師コラム」など膨大な情報を無料で閲覧できます。
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「HOKUTO」を使ってみた
おまけ機能として添付文書検索があるに過ぎない。でもおまけと言ってもバカにできないんだわ。他にも色々なオマケ機能がついて総合的にみて神アプリです。
デメリット
①無料で使えるけど会員登録が必要
これに登録すると自動でリクナビ薬剤師にも登録されるので転職案内のDMがたくさんきます。とりあえず配信停止しておきます。
②添付文書以上の情報がほぼない
カラー写真ついてるのはいいね。それ以外の「薬価・一包化・粉砕・分割」情報はありません。
メリット
①無料で診療ガイドラインが読み放題
一度閲覧したガイドラインはスマホにダウンロードされるのでオフラインでも閲覧することができます。
②MSD検索&PubMed検索できる
1つの検索窓でいろいろ検索でるシンプルで使いやすいデザイン。1つの検索窓で「ガイドライン・医薬品・MSD・PubMed」から検索できます。
MSD検索も、PubMed検索もネットブラウザでできるけど、小さい画面でちまちまやるよりはアプリで検索したほうが見やすいよね。
③各種計算ツールがある
いろんな計算ツールが入ってるんだけど、よくわかない。見る人がみればわかるんでしょうね。
- A-aD2
- eGFRの計算
- FENaの計算
- アニオンギャップ
- FeUNの計算
- クレアチニンクリアランスの計算
- 血糖値による補正血清Na値
- ショックインデックス(SI)
- 体液欠乏量の推定
- Friedwaldの式
- 平均動脈圧
- BMI
- HOMA-β
- %TRP
- HOMA-IR
- 理想体重(18歳以上)
- 理想体重(18歳未満)
とりあえずeGFRの計算ツールだけでもそこそこ使える。
抗菌薬計算ツールがマジで秀逸
これは実際に使ってみないとわからないかもだけど、神計算ツールに認定しましょう。
各種抗菌薬の投与量を腎機能・体重・年齢・性別などを考慮して計算できます。
CrClがわからないときは「腎機能を計算する」ってところを押すと自動計算してくれます。
テキトーに入力してみます。
ハイ、CrCLは45.14ml/minと計算できました。そうすると投与量は上記のようになるわけですね。
いやーまじ神ですわー。
もし転職計画があるなら当サイト経由してもらえると助かります。
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