こんにちはヤクタマです。
腎機能チェックやってますか?
薬局薬剤師は腎機能チェックできないなんて言われないように、新人薬剤師は早い段階から検査値をチェックして徐々にできるようにしていきましょう。
今回は、腎機能チェックにめちゃめちゃいい本見つけたので紹介します!新人薬剤師でもサクサク読めるやつ。
ボクが思う理想の医薬分業とは、医師が治療薬を選定して、薬剤師が投与量・相互作用をチェックすることです!
投与量をチェック・設計するのに腎機能チェックはかかせません。
ただ、腎機能チェックは教えてもらわないとなかなかできるようにならないのに、頼れる先輩がいなくて詰んでいる薬局薬剤師は多いはずです。
この本は、そんな迷える薬剤師の救世主になってくれるでしょう。
新人薬剤師が読むべき基本的な本は別記事でも紹介しているからよかったらチェックして下さいな。
腎と薬のファーストレッスン
2021/8/30
薬剤師むけの腎機能と薬物治療の入門書です。薬剤師むけだからこそ、普段の薬剤師業務に直結した読めばすぐに活かせる内容になっています。
腎機能チェックなんて誰もやっていないから、ボクもやらないという諦めてしまった薬剤師に!
いまからでも間に合います!初歩の初歩から懇切丁寧にぜーんぶ教えてくれます。しかも3080円(税込み)とリーズナブル。
外来でよく処方される薬剤のうち、腎機能に特に注意が必要なものをピックアップし、症例ベースで検討していきます。業務にすぐに活かせる構成になっており、読めば「薬局で腎機能に関するチェックはできない?」の思考が変わる。
検査値がないって、もう言い訳したくない!デキる薬局の腎機能チェック
これめちゃめちゃいいよ。
基礎から腎機能チェックをやさしく学ぶことができます。ボクが新人のころに出会いたかった1冊に認定します。
これならまっさらな状態からでもすんなりと受け入れられる。
「調剤と情報」の増刊号です。タイトルが雑誌みたいな感じになってるけど、雑誌ではないです。
特集号は普通に分厚い本です。
「検査値がないって、もう言い訳したくない!デキる薬局の腎機能チェック」ではフローチャートで検査値を入手する前でもデキる腎機能チェック・処方監査のコツが紹介されています。
クリニックが検査値を書いてくれていないから無力とか、もうそんなこと言ってられません。検査値がなくても、年齢や性別から腎機能の予測を立てることはできます。
定期的に通院している慢性疾患の患者さんは定期的に血液検査しているので聞けば検査値も見せてくれます。
まずは目次をチェックして下さいな。
Chapter1腎機能をチェックする、その前に!
- 1. 薬剤師が押さえておくべき腎臓の機能
- 2. 腎機能低下時の薬物動態
- 3. 腎排泄性薬物の判別方法
- 4. 慢性腎臓病(CKD)とは
- 5. 腎機能低下患者に薬剤の投用量調整をしないとどうなる?
- 6. まずは血清クレアチニン値、身長、体重の3点セットを確認!
Chapter2検査値がなくても確認したいこと
- 1. 腎機能低下を疑う特徴的な処方
- 2. 薬剤性腎障害に注意したい薬剤の長期投与
Chapter3検査値に基づいた腎機能チェック
- 1.最新の血清クレアチニン値を利用する
- 2.腎機能検査値の特徴とピットフォール
Chapter4もう見逃さない!腎機能チェック後の処方監査
- 1.薬局でよく出る腎機能低下患者に禁忌の薬剤
- 2. 投与量調整が必要な薬剤と投与設計の考え方
- 3.投与量調整の提案に悩んだときの考え方
Chapter5ケース別デキる薬局の問い合わせ術
- 1. 検査値を得るための疑義照会・トレーシングレポート
- 2. 薬剤の中止または投与量調整のための疑義照会・トレーシングレポート
- 3. 疑義照会の結果、処方変更にならなかったとき
- 4. 検査値開示元とは異なる医療機関への問い合わせが必要なとき
Chapter6現場のギモンを腎エキスパートが解決!
- 1. 在宅療養患者の腎機能チェックの注意点はありますか?
- 2. 超高齢患者の腎機能チェックの注意点はありますか?
- 3. 腎機能低下患者に注意が必要なOTC医薬品や健康食品はありますか?
- 4. 腎機能低下患者に注意が必要な外用剤はありますか?
- 5. 腎機能低下患者の栄養療法はどうすればよいですか?
- 6. 透析患者に対するリン吸着薬の服薬指導で注意することはありますか?
めっちゃよくね?これで基本的な腎機能チェックの知識は手に入れることができます。
もう1冊激安でおすすめの本を紹介します。
腎臓が教える「腎機能のみかた」: 助ける薬と避けたい薬
レシピプラスシリーズの腎臓特集です。
レシピプラスシリーズは1冊1200円(定価)でフルカラーの専門書が読めるという超オススメ書籍シリーズ。
買わない理由がない。
シリーズ全部がオススメなので別記事でまるっと紹介しています。
腎臓が教える「腎機能のみかた」: 助ける薬と避けたい薬は腎臓への愛にあふれる書籍ですね。
腎臓の視点から「腎機能とくすり」のことを知って、患者さんと腎臓を助ける薬物療法のサポート法を身につけます。
- 世界初!? 独占インタビュー! 腎臓が語るホンネと苦労
- iSCAN-D のための腎機能と薬の評価法
- クイズ 100 腎に聞きました! 潜むリスクにiSCAN!
- 身体のなかのお片づけ! 代謝・排泄と「かたち」
クイズ100をクリアすることで腎臓に注意が必要な薬剤への危機察知能力が高まります。
腎臓の機能をより深く理解するためにもう1冊紹介。
病気がみえる vol.8 腎・泌尿器
せっかくなので腎臓の理解をより深めるために「病気がみえる」シリーズの「vol.8 腎・泌尿器」が超おすすめです。
Amazonで数ページ立ち読みできるから読んでみてよ。すげーよ、マジでめちゃくちゃ詳しく書いてあるから。
超鉄板書籍で学生も購入するので専門書の中ではリーズナブルなのです。主に医学生向けだから薬剤師が苦手な検査や治療がよくわかるんだわ。
- 腎・泌尿器の検査がわかる
- 腎・泌尿器の処置がわかる
- 輸液療法がわかる
- 透析の仕組みがわかる
- もちろん病態がわかる
- 安い
とりあえず目次みてみてくださいな。ハンパない項目数があるから。メジャーな病態はほぼほぼカバーできています。
解剖、水・電解質、酸塩基平衡などの基礎から腎・泌尿器疾患の検査・病態生理・治療までしっかり理解できます。
透析のしくみもよくわかるし、病院でやってる検査内容も詳しく理解できます。透析クリニックと泌尿器科にかかわる薬剤師は必須なのです。
もう十分だと思うんだけどCKDは奥が深くて、まだまだ読んだほうがいい本はたくさんあります。
一通りの学習が終わったらお次はQ&Aでよく突っ込まれるポイントをフォローしていきます。
腎不全と薬の使い方Q&A
なぜQ&Aなのにこんなに分厚いんだろうか。それはQ&Aだけでなく基礎からちゃんと学ぶことができる一冊だからなのです。
B5サイズで900ページ以上もあります。ちょっとした鈍器ですね。
- 腎機能に応じた薬物投与設計
- 腎機能低下の進行を抑制するための介入
- 腎臓を傷めない対策
- 透析性の適切な評価による投与法の適正化や中毒治療への対応
- CKD合併症の理解と治療
腎機能チェックでは薬剤師の能力が発揮できるフィールドがたくさんあります。病院・薬局を問わず、薬剤師として必要不可欠な知識が満載で「腎臓病薬物療法」に対するイメージが変わる1冊なのです。
もう十分なんだけど、最後に投与量を調べる1冊です。
腎機能別薬剤投与量POCKETBOOK
持ち運びしやすいポケットサイズの腎機能別薬剤投与量ポケットブックです。
最初の数ページは腎機能の基本的な知識が書いてあるけど、勉強するにはちょっと不親切です。
腎機能を最初から勉強するには不向きです。あくまでも腎機能が低下していそうな患者の投与量を調べるときに活躍する本です。
疑問におもったときにすぐに調べられるように、手元においておくべき1冊です。
もし転職計画があるなら当サイト経由してもらえると助かります。
ヤクタマが転職するときに毎度お世話になっているのが「ファルマスタッフ」ってサイトです。
転職サイトとしては忖度なしにヤクタマぶっちぎりでオススメです。
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