こんにちはヤクタマです。
【秘技】処方箋返し & 処方箋シュレッダー
新人薬剤師はだいたいこれやります。
入社してから1年のあいだ「処方箋返し」を一度もやらなかった薬剤師は超優秀だとおもって間違いないよ!!
新人じゃないはずなのに、オバちゃんもたまにやらかしてるからね。
ぼくは薬剤師人生で2回ほど処方箋返しをしています。そのなかでも家が遠かったヒトには返信用封筒を添付して返送してもらったこともあります。
処方箋には2年間の保管義務があるから、たとえ投薬時にあったとしても、指摘されたときに原本がなければ法令違反になります。
2年経てば保管義務なくなるから時効だけどね。
新人薬剤師の通過儀礼だから、返却してしまっても適切なフォローさえすれば気にしないでいいから、次回からやらないように気をつけようね。
ちなみに処方箋シュレッダーパターンも何度か目にしているので、気をつけようね。
シュレッダーしたら医療機関に土下座 & 再発行してもらいます。
初回の投薬が終われば一人前なんだからね
まっさらな新人薬剤師は4月に入社して早ければ6月くらいに投薬が始まります。
最初の数枚は先輩が選んでくれた説明しやすくて、温厚な人ですが、10枚もだすとね・・・あとはもう放置ですわ。
わかんないことがあって、投薬中にもどってきても自分で調べなさいと突き放されます。
10種類以上処方されてる人でも、DOだから大丈夫とか言われて行かされます。
わからないまま出すなとか言われて、調べてから出そうとすると、混んでるから早く出してきてと、言われる理不尽さも経験します。
初回投薬が終わるとあれよあれよ投薬枚数が増えて、1ヶ月もしたら枚数だけなら一人前!
みんな薬歴におわれて余裕がないから仕方ない。大目に見てあげてほしい。
もちろんボクは聞かれたらなんでも答えてあげる、心やさしい先輩であろうと思ってるけどね。
でね、1年も経つとベテランと新人の仕事量はたいして変わらなくなってきます。
もちろん質は違いますよ。ただね、仕事量が同じだから大手は一定年齢でベテランをきって、新人を入れようとするんだよね。
だって同じ仕事で人件費が安くつくもんね。
新人は自分自身のチカラでステップアップする他ない。ただしくステップアップするための本を紹介しています。
知らない薬も投薬できてしまうフ・シ・ギ
薬剤師は、投薬している薬のことはなんでも知っているとおもったら大間違いなのさ。
10000種類以上ある薬を全部覚えているかというと、やっぱりむずかしいよね。もちろん覚える努力はするよ。
最初から、なんでもかんでも知ってる人なんていないんだから、1種類ずつ経験しながら、ちょっとずつ知識を増やしていくほかない。
で、ですよ、なかには、知らないまま投薬にいく人もいます。
薬のことをしらないままで「投薬(説明)」にいけるの?と思うかもしれませんが、それができちゃうんだよなー。
ぶっちゃけほとんどの患者さんは、こちらから何か聞かなければ、聞かれることはありません。そのまま「いつもの30日分ですねー」っていって渡せば、終わるんです。
ぺーぺーなのに10種類くらいある重たい処方箋もDOだから大丈夫とかいわれて、行かされたことあります。調べようとしても、忙しいからといって調べさせてくれません。
いま思うと「パワハラ」ですね。
なんとかなるもんだけど、それで納得してしまうといつまでたってもクソ薬剤師のままです。そこはプライドをもとうな。
インク補充しすぎて血まみれ白衣
ハンコのインクを補充しすぎて白衣が血まみれみたいになる、あると思います。
新人薬剤師がセルフで補充すると100%もれる。というのも、インクが浸透するまでしばらく時間がかかります。
インクは補充して翌日くらいに浸透してきます。
補充してもすぐに濃くならないもんだから、また補充する。それでも出ないから、こんどは大量に入れる。
そして、翌日、インクが浸透してきたころに溢れでてきます。
あわててティッシュでふきとっても、もう手遅れです。ふいてもふいても溢れ出てきます。気づかずに白衣のポケットにハンコを保管していたら、もう大惨事ですね。
血まみれ流血事件の発生です。
管理薬剤師は、ペーペーにハンコ補充をお願いするなら、絶対にインクの適正量と特性を伝えるようにしましょうね。
添付文書を収集するように言われるけどゴミ
薬局で取り扱った薬を覚えるために、添付文書をあつめて自分だけの添付文書集を作るように言われます。
だから新米時代のボクの白衣のポケットは、いつだって添付文書でパンパンです。
うけますよねw
こんな古臭いこといまでも、やってんのかな?
ボクを担当してくれてたのが、オバちゃん管理薬剤師だったから、教え方が古いんだよね。
今のご時世、添付文書は持って帰らなくてもアプリでもネットでもいつだって開くことができます。
これからの時代、添付文書は医薬品の箱に梱包するのを辞めようという流れになっています。ゴミが減るから大賛成です。
忙しいときに添付文書とかいうゴミ捨てるだけでも労力ですからね。見たければパソコンでググればいい。
あんなゴミを持って帰る必要は全然ないんです。新人時代に学ぶべきことは添付文書を読むことではありません。
そんなものよりも書籍を読みましょう。添付文書に載ってる情報が読みやすくスッキリとまとめられています。
あえて、読みづらい添付文章をこのんで読む必要はありません。
▼添付文書のオススメのアプリ紹介しておきます。
勉強方法がわからない
勉強しろと言われるわりには、正しい勉強方法を教えてくれる人がいない。
おすすめの書籍を紹介してくれるセンパイもいない。
というのも、先輩方も自己流だからわかんないんだよね。しかも先輩がオススメしてくれる書籍は、古臭くてアップデートされてないパッとしないものが多い。
ボク的リサーチなんだけど、センパイ薬剤師のなかでも書籍を頻繁に買って知識をアップデートしている人は意外とすくない。
ためしにセンパイに「最後に買った参考書を買ったのは、いつですか?」ってたずねてみて。
「数年前」とかザラにいるからね。
参考書は高いから買う金ないんだよね。
薬剤師の仕事って、勉強しなくてもなんとかなってしまう部分があるから、満足して勉強をやめたらそれで終わりなんです。
ということで、参考書コレクターのボクがオススメ書籍をピックアップしておきました。
新しい物好きだから、比較的あたらしいラインナップでそろえてあります。
あわせてインターネットでみれる薬剤師の情報サイトを併用するといい。あんまりお金をかけて勉強したくないと言う人は、ネットは完全無料だからおすすめです。
高給とりと言われけど金ないぜ
薬剤師は給料が高くていいねーってよく言われるけど、そんなの最初だけです。初任給だけそこそこ高くて、その後は給料上がらないから、どんどん追い抜かれていきます。
薬剤師の初任給がたかいカラクリは、ズバリ「薬剤師手当」です。
「薬剤師手当」をなくしたらあとは低低ひくひくピューですよ。残業代でないとこばっかりだし、ボーナスも雀の涙。
もし残業代がでるとしても、残業代は手当をのぞいた基本給をベースに考えるから低低ひくひくピューだし、同様にボーナスも低低ひくひくピューです。
それでいて、勉強しないといけないから書籍代はかさんでいくよね。専門書はめっさ高いから。
6年制で薬学部に入っても、調剤薬局だと学費ペイできないと思うんだよね。ボクの子供たちは、絶対に薬剤師にさせないと心に誓ってるよね。
メモとれ、メモとれ、メモとれ
いちいち、うるせーよ。口うるさいメモ厨はどこにでもいるんだけど、だったら、おまえ普段メモとってるのかよ?と言い返したくなる。
人にメモとれというくせに、先輩メモとってるとこみたことないんですけど。
「セル内で改行どうやるの?」とか、おまえ、何回きいた?
「漸減の入力ってどうやるの?」とか、おまえ、何回きいた?
新人がメモをとるのはうるさいパイセンに注意されないためのパフォーマンスです。
ぼくが指導するときなんかは、逆に、メモとってないでちゃんと聞いてとか思っちゃいますね。
何回でも同じこと聞いていいスタンスだし、実践でやった方がよっぽど覚える。忙しいときはメモ見ながらノロノロやられるよりも、聞いてもらったほうがよっぽど助かる。
もしメモしたければ、話し終わったあとに要点だけメモしてほしいね。
分包紙の交換が怖い
分包紙の交換ってタイミングなんですよね。1回おしえてもらっても、つぎの交換するタイミングがいつになるかわからない。
「こないだやったよね?」とか言われても、見ただけでは覚えられません。3回くらい自分で実際にやってみて、それでものにできると思う。
この交換のタイミングになかなかあたらないと、いつまでたっても分包紙の交換がみにつかない。
しかも、分包紙を交換するタイミングは決まって患者さんを待たせているときです。粉を作っている途中とか、一包化の途中なんです。
焦ってやると、絡まるし、先輩がシャシャリ出てくると、いつまでたっても自分で、できるようにならない。
そんなこんなが続いていると、分包紙交換が怖くなってきます。
分包紙の交換はタイミングだから、先輩のターンであったとしても、優先してやらせてもいましょう。
一般名ならわかるけど商品名わからない
6年間一生懸命薬の勉強をしてきても、商品名はわかりません。
テストにでるのは薬の成分名だけだから「一般名」は、わかんねーの。
「6年も勉強してきたのにわかんないの?」とかディスられても、商品名は勉強してねーから。
新人薬剤師がまずしなければならないことは「商品名」を覚えることです。
ただ、いまは一般名処方が主流になりつつあるから楽。ジェネリック医薬品の商品名は「一般名称 + メーカー」だから、けっこう覚えやすい。
覚えないといけないのは先発医薬品の名称だけですね。
疑義する事案かどうか判断できない
原則禁忌、禁忌案件だけど、いいのこれ?
むしろ、先輩いつも禁忌でだしてるけど、確認したんすか?
この裁量がとってもむずかしいだよね。ぶっちゃけ今でもわからんしテキトーなこと言えんけどね。
こういう裁量は本では学べません、なぜなら本は厳格にやるからです。
そんなんイチイチやってらんねーよみたいなことも書いてありますね。
たとえば、アクアチム軟膏がニキビにでてたとして、「ざ瘡」に適用があるのはクリームです。とか疑義いれる?
ボクは入れないね。だって軟膏だから効かないなんてことはないでしょ。理由があってあえて軟膏にしているんだと思うよ。しらんけど。
何でもかんでも疑義すればいいってもんじゃないから、この辺の裁量はとってむずかしい。現場でしか学べない感覚だから、それを磨くため「疑義しなかった」理由をセンパイに確認するといい。センパイが正解かどうかはわからんけどね。
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