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【ブランクを取り戻せ】育児あけのママ薬剤師が復職するための勉強方法

ママ薬剤師
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どうも中堅薬剤師のヤクタマです。

今回は ブランクのある薬剤師にオススメの勉強方法&書籍 を紹介していきます。

育児が終わって、さー働き始めようと思った時に、残念ながらあなたの知識は20年前でとまっていたとしたら、さて、何から勉強すればいいでしょう?

薬局業界は激変しているから20年もブランクがあったら、それこそ 浦島太郎状態 です。

用法・用量だけを説明して終わりという時代はとっくに終わっています。そんなノリできたら6年制卒薬剤師にきびしく当たられてケチョンケチョンにされてしまいます。

用法だけを説明してお渡しだけすればよかった時代もありますが、現在は、患者一人ひとりと向き合ってオーダーメイドな服薬指導しないといけないため、確かな知識と、コミュニケーションスキルが求められます。

コミュニケーションは確かな知識によって裏付けられるから、とりあえずクスリの知識を磨いていくといい。

当サイトでは、新人薬剤師にオススメの書籍をたくさん紹介しているので、ブランクのある薬剤師さんにも参考になるはずです。

ブランクが長いなら初心に帰って「新人」の本から読んでみてください。どれも実際に購入した本で、昔よりも読者を意識した読みやすい本がたくさんあります。

さて、書籍の紹介する、そのまえに絶対に身に着けておきたい超大事なスキルがあります。

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ブランクのある薬剤師が絶対に身につけておきたいスキル

まず勉強の本を紹介しようと思ったのですが、その前に絶対に身につけて置きたいスキルがあります。

それは「タイピング」のスキルです。

ほとんどの薬局が電子薬歴を導入しているからタイピングができない薬剤師は仕事になりません。

ぶっちゃけ お荷物 です。調剤薬局の薬剤師は1日平均2時間くらはパソコン業務をします。

タイピングできない人が、タイピングできる人と同じ量の仕事をするのは不可能です

仕事が遅い薬剤師は、できるだけ投薬に行ってもらえると助かるんだけど、投薬したぶん薬歴が増えるから大量投薬してもらうこともできない。

そうなると「調剤」してもらうことになるけど、現在、多くの薬局で調剤の仕事は「調剤補助員(事務)」が担っています。

正直言うと、薬剤師がピッキングするのってもったいない。薬剤師は患者との対面業務に従事してもらいたい。

タイピングができない薬剤師 → 投薬をさばけない → 不要

マジでこの構図になるからね。

タイピングできないと働き始めてから気まずい思いをすることになります。勉強よりも何よりも、まずタイピング。

できればキーボードを目視せずに操作するブラインドタッチというスキルを身につけておきましょう。

ブラインドタッチを身につけるとパソコン作業の疲労を格段に減らすことができるので、自分のためにもなる。

薬歴を書くための細かいテクニックは別の記事で紹介してるけど、小手先のテクニックよりもブラインドタッチが一番大切。

キーボードの練習なら「寿司打」がおすすめ。

キーボードをみながらタイピングしていると癖になってしまい、ブラインドタッチが身につきません。

意識してキーボードを見ないように練習しましょう。

ブランクのある薬剤師におすすめ書籍

基本的な医薬品の名前と使い分けを覚えるのが最優先になります。

おすすめ書籍ならいくらでもあるんだけど、とくにブランク明にオススメの書籍として4つピックアップします。

薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100

薬の比較と使い分け100

とりあえず「薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100」がいいと思います。

薬局でよく見る薬を100品目ピックアップしてくれています。

薬局で働くならとりあえず1000品目は覚えておきたいところだけど、いきなり1000品目は無理です。それは働き始めてからちょっとずつ増やしていけばいい。

とりあえず、重要品目からしっかりと説明できるようになろう。

この本では、重点的に学ぶべき医薬品を100品目ピックアップしてくれているからブランクのリハビリに使う書籍として最適だと思います。

新薬だけでなく、昔からある古典的な薬もめちゃくちゃわかりやすく解説してくれます。

勉強する時間も限りがあるので、まず100品目がんばって見ましょう。

しかも、お手頃価格です。

デキる薬剤師をつくる現場の教科書

ブランク明けのペーパー薬剤師がデキる薬剤師に進化するためには一つの分野だけを勉強してもダメなのです。

薬だけでなく「保険の知識、薬局の知識、法律の知識、コミュニケーション、礼儀マナ、検査値、フィジカルアセスメント、在宅、臨床推論」などなど身に付けなければいけないスキルが山程あります。

それぞれの分野で1冊ずつ本を購入していくと大変だけど、この本は1冊に様々な分野の内容が凝縮されています。

オールインワンの便利アイテムです!

目次をチェック(クリックすると開くよ)

Chapter1 まずは基礎のキ!
1. 医療従事者になるということ
2. 若手薬剤師にお勧めしたい4つのこと
3. 薬剤師を取り巻く最新トピックス

Chapter2 日常業務の常識
1. 大学では学べなかった調剤技術
2. 処方箋と疑義照会を総復習
3. 一包化できない医薬品とは
4. 粉砕・脱カプセルできない医薬品とは
5. 注射剤の希釈液に気を付ける!
6. 簡易懸濁法と適否確認のための基礎知識
7. 検査値の見方と覚えたい基準値
8. 麻薬の調剤・保管・廃棄の鉄則
9. ジェネリック医薬品の特徴を再確認
10. 次に投薬する薬剤師が「おっ! 」と感心する薬歴
11. 医薬品情報を調べるために使うべきツール
12. ヒヤリ・ハット事例を共有する
13. 調剤過誤防止の勘所

Chapter3 法規・制度・保険請求の常識
1. おさらい医療保険
2. “保険”薬剤師に登録をしたら
3. 会計の内訳を患者にきちんと説明できる
4. レセプト必須知識
5. 公費負担医療制度をマスターする
6. 絶対厳守! 個人情報保護法
7. 副作用報告も重要な業務の1つ

Chapter4 服薬指導の常識
1. 患者情報の効果的な引き出し方
2. ただのシール帳ではない,お薬手帳の活用術
3. 投薬したらそれでおしまい? 投薬後フォローを極める
4. 見逃せない! 検査・手術前休薬リスト
5. ハイリスク薬では,具体的に何に気を付ける
6. 腎機能を考慮した投与量の決定
7. 薬の飲みやすさを把握し,服薬の工夫を提案する
8. 小児患者の服薬指導の極意
9. 高齢患者の服薬指導の極意
10. 嚥下機能を確認した後にするべきこと
11. 押さえておきたい栄養指導のイロハ
12. これでばっちり! OTC医薬品の要

Chapter5 コミュニケーションの常識
<患者・家族に対して>
1. 患者・家族とのコミュニケーションの必須ポイント
2. もう迷わない! 認知症の人との向き合い方
3. ファンを増やせる!? クレーム対応術
<多職種に対して>
4. 地域医療を支える多職種チームに参加する
5. ちゃんと伝わる情報共有の秘訣
6. 伝わりやすい疑義照会は事前準備がカギ
7. トレーシングレポートを書いてみる
8. 入退院時に大活躍! 薬薬連携のススメ
9. 医師・看護師以外にも連携するべき職種

Chapter6 在宅の常識
1. 在宅医療,はじめの1歩
2. 患者宅・介護施設で薬剤師ができること,できないこと
3. いざ実践! バイタルサイン入門
4. フィジカルアセスメントは現場でこう活かす!
5. 残薬調整のために薬剤師がするべきこと
6. 0 からわかる医療・衛生材料

Chapter7 デキる薬剤師の常識
1. 管理薬剤師ってなにする人
2. かかりつけ薬剤師になるために必要なこと
3. 臨床推論ってなに
4. 臨床医学論文を調べて最新情報を掴む
5. エビデンスの評価ができるようになる
6. 学会に行く,発表する!
7. 同期と差がつく! 症例検討会への臨み方
8. 外国人患者対応のエッセンス
9. 知っておきたい場面別英会話

目次みました?めちゃめちゃよくないですか?

さまざまなジャンルがあるので一つ一つ違う著者によって書かれています。著者は書かなかったけど、かなり豪華なメンバーです。

詳しく学びたい所は、担当している著者の本をググって知識を補完していくといい。

カテゴリー的にはもれなく網羅されているので、掘り下げていけばマジで「デキる薬剤師」に進化できる。

薬効別 服薬指導マニュアル


ブランクあけのレベルに最適なんだけど、ちょっとボリュームがありすぎるんだよね。

ちょっと高いし(7000円弱)。

上記で紹介した「薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100」は重点医薬品だけなんだけど、この「薬効別 服薬指導マニュアル」はほとんどの医薬品を網羅もうらしています。

1ページ目から読もうとすると膨大な時間がかかるし、挫折します。そういう使い方をする本じゃないです。

この本の特徴は、なんといっても、

医薬品の説明が「薬剤師むけ」と「患者むけ」とで2パターン用意されていることです。

「患者むけ」の説明は、そのまんま服薬指導につかえるフレーズ集ですね。

勉強にもつかえるし、投薬にいく前のカンペとしても使えます。

ほとんどの医薬品を網羅もうらしているから、辞書としてもつかえます。つまり、ピッキング時によくわからなかった医薬品をメモして家で調べるのにも使えます。

添付文書で調べてもむずかしい薬効薬理しかのってないけど、この本で調べたら「患者むけ」の説明がのってます。

リハビリに最適でしょ。

調べたら、翌日すぐに服薬指導で使えます。

なるべく早く薬局に適応するためには、取り扱っている医薬品をメモしてかたっぱしから本に付箋しとくといい。

保険調剤Q&A

医薬品だけでなく保険調剤の基本的なルールも学んでおいた方がいいかな。ここ数年で激的に変わっています。

とりあえず調剤薬局で働くなら「保険調剤Q&A」は絶対に読んだほうがいい。上記画像のピンクの書籍です。

この「保険調剤Q&A」には保険調剤のルールが超わかりやすくまとめられています。

これさえ読んでおけば「自家製剤加算」「一包化加算」「計量混合加算」など加算を「とれるの?」か「とれないのか?」をマスターできる。

それだけでなく保険の制度についても学ぶことができます。

もちろん優先順位は「医薬品の知識」の方が高いから余裕があれば、ここまで手を伸ばしてみるといい。

もし、もっと詳しく保険調剤や医療制度について学びたいなら、別の記事でたくさん紹介しています。

ブランクのある薬剤師におすすめの無料で使える勉強サイト

薬剤師のお勉強に無料でつかえるサイトをいくつか紹介します。

m3.com(おすすめ)

m3.com」も医療ニュースがまとめて配信されている情報サイトです。

ニュースとスマホは相性がとてもよいのでスキマ時間を利用してチェックするといいです。

医療系ニュースがまとまっているだけでなく、薬剤師コラムも豊富だから薬局のリアルを垣間見ることができます。

DIオンラインと同じくらい重宝するサイトです。利用は完全無料なので登録を推奨します。

ちなみに、いまだけ登録するだけで3000円分のAmazonギフトと交換できるポイントをもらうことができます。

登録無料で3000円もらえるってスゴイですよね。もらったギフト券は書籍代にあてるといいでしょう。

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m3キャンペーン詳細へ

薬剤師限定:2023年11月30日まで

他にもオススメのサイトはたくさんあるから別の記事でまとめています。

DIオンライン&日経メディカル

DIオンライン日経メディカルは日経BP社が運営する医療情報のポータルサイトです。

時事ネタから薬ネタまでバランス良くとりいれてくれているから、読めば勉強になること間違いない。

どちらかというとDIオンラインは薬剤師向けサイトで日経メディカルは医師向けサイトです。

勉強する意気込みがあるなら両方チェックしたほうがいいです。

無料なんだけど、医療系サイトは閲覧するために会員登録が必要になります。

ブランクのある薬剤師におすすめの無料で使えるアプリ

勉強に役立つアプリといえば「ヤクチエシリーズ」と「薬トレ」かな。

ヤクチエシリーズ

ヤクチエシリーズは3つあります。

  • ヤクチエ添付文書
  • ヤクチエ早見表
  • ヤクチエ検査値

家で勉強するときに「添付文書」や「検査値」がすぐに知れべられたらいいですよね。その手助けをしてくれるアプリです。

めっちゃサクサク動くから超快適につかえます。

「ヤクチエ早見表」は薬剤師がよくつかう一覧表を9つまとめてくれています。

9つの一覧表
  • ステロイド剤の強度一覧
  • 睡眠薬の効果長さ一覧
  • 糖尿病治療薬配合剤の成分一覧
  • 吸入薬一覧
  • 降圧薬一覧
  • 降圧薬配合成分一覧
  • 抗血小板薬・抗凝固薬・休薬期間一覧
  • 抗アレルギー薬・抗ヒスタミン薬の眠気強度、運転可否一覧
  • 後発品と適応が違う先発品の一覧

どれも大事な表だからカンペにするのではなく覚えよう。

薬トレ

日本調剤監修の調剤薬局テキストを丸々1冊アプリに打ち込んでくれました。

内容はいいんだけど、重きが思いからストレスたまるね。

とくにブランクがある薬剤師に丁度いい内容になっているともう。保険制度だけでなく調剤報酬のルールも詳しく解説してくれています。

「m3.com」アプリ

上記で紹介した「m3.com」のアプリもあります。

医療系ニュースがスマホのプッシュ通知にあらわれるから、いやでも目についきます。

アプリを使うには会員登録が必要なのですが、アプリから登録してしまうと3000円分のポイントがもらえません。

もし利用するなら、キャンペーンページから登録することを強くオススメします。

期間限定なので登録はお早めに。

他にもオススメのアプリがたくさんあるから別記事でまとめています。

効率よく勉強するならWEBラーニングがおすすめ(有料)

本気で勉強するならWEBラーニングがおすすめです。

かかりつけ薬剤師の要件である認定薬剤師のシールももらえるから一石二鳥。

働き始めたら絶対に「かかりつけ薬剤師」やれって言われるから、予習がてら集めておけば高感度UPがねらえます。

オススメのウェブラーニング
社名取得可能な単位価格
メディカルナレッジ無制限22000円(税別)
 40単位18000円(税別)
 10単位13500円(税別)
JPラーニング45単位12000円(税別)
 3単位1200円(税別)
MPラーニング無制限15580円(税込)
ENIF無制限19440円(税込)

*2019年9月現在

ぼくはMPラーニングつかってます。普通にオススメですよ(ほかは使ってないからわかんない)

コンテンツ量が豊富だし、けっこう細かいとこまで突っ込んで解説してくれます。

40単位をGETしたあとは、安いコース(10000円)に切り替えられるのもいい。無制限で受講したい人は「MPラーニング」が一押し。

もし、リアルでの研修と併用して、補助的に使いたいなら単発利用できるとこがオススメです。

単発利用なら「m3ラーニング」がオススメです。

「m3ラーニング」はちょくちょくセールで安くなってるので、うまくセールにのれば格安で単位ゲットできる。

「m3ラーニング」を利用するためには「m3.com」に登録する必要があります。

m3.com」は上記でも紹介していますがキャンペーンページから登録すると3000円分のギフトと交換できるポイントがもらえます。

効率よくWEBラーニングする裏技みたいのものを別の記事で紹介しています。

パート薬剤師に求めること

今回はブランクあけの薬剤師にむけてオススメの書籍・サイト・アプリを紹介しました。

本気で考えて提案したので、よかったら参考にして下さい。

さてと、ブランク明けっていうとパート薬剤師が多いのかな?

せっかくなのでパート薬剤師にもとめる本音を書いちゃうよ。

とにかく「投薬」して。もうこれにつきる。

  • 投薬できないからピッキングさせて下さい
  • パソコンで薬歴かけないからピッキングさせて下さい

こんなんいってたらマジでクビだからね。とにかく投薬してくれ。

もうねぇ、ピッキングは薬剤師の仕事じゃないんです。調剤補助員っていうスペシャリストがいるから薬剤師はピッキングしなくていいんです。

このスペシャリストは合わせて処方箋入力もできちゃうからね。薬剤師パートよりも動けるよ。

と、いうことで、投薬して。

以上

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