こんにちはヤクタマです。
今回は、ぼくのスマホに入ってる薬剤師におすすめの無料アプリを紹介します。
業務中はパソコンをつかうからいいけど、家で勉強するときには「添付文書」や「検査値」をスマホでサッとみれたらいいと思いませんか?
アプリなら在宅などの出先でも添付文書をサッと見れるようになります。
まぁ、本気だせばアプリがなくてもウェブ検索でみれるんだけど、決まった検索ツールを使ったほうが圧倒的に効率的です。
それではオススメのアプリを紹介していっくよー。
「ヤクチエシリーズ」は絶対に入れるべき必須ツール
リクルートが提供してくれてるヤクチエシリーズがマジで神ツールなので、自信をもってオススメします。
なかでも「ヤクチエ添付文書」はマジでサイコーのツールです。シリーズなので順番にみていきます。
- ヤクチエ添付文書
- ヤクチエ早見表
- ヤクチエ検査値
ヤクチエ添付文書
いろいろできる添付文書検索ツール。
- オフラインで添付文書を閲覧できる
- 薬価がみれる
- 写真がみれる
- 識別コード検索できる
- 一包化・粉砕・分割の情報がある
このアプリで何よりも素晴らしいのがオフラインで添付文書を閲覧できることです。
オフラインでみれるから通信速度に関係なく驚くほどサクサクと添付文書を検索することができます。こんなにサクサク動くアプリを他に見たことないくらいにサクサク動きます。
医薬品添付文書の検索といえばネットで「PMDA添付文書検索」ですが、あのサイトって平日の昼間からメンテナンスしてるから大事なときにつながらないときがあります。そういうときにオフラインでサッとみれるアプリがあるのは心強い。
薬局にタブレット1個くらいありますよね?
タブレットに添付文書集としてコレ入れとくとめちゃくちゃ便利だよ。
添付文書だけでなく一緒に薬価まで表示してくれます。それだけでもありがたいのに同種同効薬(先発・後発)の薬価も一覧表にしてくれるから、マジ神。
さらに、裸錠や一包化された薬に印字されている識別コードから簡単に該当医薬品を検索することができます。
錠剤の識別コード検索は「今日の治療薬」や「治療薬マニュアル」などの書籍で調べるのが一般的だけど、スゴく時間がかかる。
ネットでもできるけど、どうも精度がわるい。
識別コードでの検索のしやすさは「ヤクチエ添付文書」が段違いに快適です。入力する文字数が増えるたびにリアルタイムで候補を表示してくれるから最小の入力で該当薬を探すことができます。
それだけじゃないですよ。
なんと「一包化・粉砕・分割」の情報まで載せてくれています。添付文書にのせてほしいのに載ってない情報を補足してくれているんです。それがページの一番上に見やすいように表示してくれている親切さ。
もうアプリだけじゃなくって、ウェブ版でも使えるようにして欲しい。
ヤクチエ検査値
検査値の検索ツールです。
- オフラインで閲覧できる
- 臨床検査値「1166項目」を収載
- 臨床検査項目辞典まるまる1冊収載
- 検査値を超詳しく解説
検査値って実はものすごく種類があるのね。
「ヤクチエ検査薬」は臨床検査値をなんと「1166項目」も収載しています。
検査値の説明ってネットで検索しても、どうもいい情報がみつからないんだけど、このアプリで検索するとすぐに見つけることができる。
しかもオフラインで見られるからネット環境がなくっても簡単に検査値を調べることができます。
検査値の「基準値」だけでなく、その検査値の「臨床的意義」「読み方」「異常値を示す場合」など、充実した内容になっています。
それもそのはず、このアプリには「臨床検査項目辞典」まるまる1冊分が凝縮されています。
つまり、専門書1冊分の内容を完全無料で使いたい放題なんです。
現場で使えるだけでなく、勉強してるときにも便利です。ぼくが読んでる「薬トレ」に検査値がよくでてくるので、これで調べながら勉強すると勉強効率があがるし、使える知識になります。
検査値をしっかり勉強したい人のために薬剤師のためのオススメ臨床検査値の本を別記事で紹介しています。
ヤクチエ早見表
薬剤師が業務中によく使う9つの一覧表がまとめられたアプリです。
かなり使える一覧表なんだけどスマホでみると小さいのが難点だね。こういうのはやっぱ紙がいいよ。
でもオススメであることには違いない。完全無料だし。
- ステロイド剤の強度一覧
- 睡眠薬の効果長さ一覧
- 糖尿病治療薬配合剤の成分一覧
- 吸入薬一覧
- 降圧薬一覧
- 降圧薬配合成分一覧
- 抗血小板薬・抗凝固薬・休薬期間一覧
- 抗アレルギー薬・抗ヒスタミン薬の眠気強度、運転可否一覧
- 後発品と適応が違う先発品の一覧
約3000件のリクエストから選んで選りすぐりの一覧表だそうです。3000件もあったなら、9つと言わずにもっと作ってくれてもいいと思うけど、それはユーザーのわがままなのでしょう。
一覧表として調べるのに使うのではなくって、ヒマな時間にこの一覧表をみて覚えるためのツールにするといい。
「m3.com」アプリで医療系ニュースをナナメ読み
最新の医療ニュースが読めるアプリ「m3.com」をいれたら毎日大量の医療系ニュースが自動でスマホに入ってきます。
興味があるニュースをナナメ読みするだけで知らずにレベルアップできます。
ただね、ぶっちゃけ「m3.com」ならアプリを使わなくてもWEBサイトでニュースをチェックできるのでスマホで直接サイトをみたほうが快適です。
しかも、いまならWEBで無料登録するだけで3000円分のamazonギフト券と交換できるポイントもらえるキャンペーンやってるからサイトで登録したほうがいいです。
アプリをいれなくてもメール配信を希望すれば自分のメールアドレスに医療ニュースのタイトルがどんどん配信されます。
薬局に勤めている人は、とりあえず登録しておくといいです。
医療に関するさまざまな情報が新聞よりも早く、毎日配信されます。これを通勤時間にチェックするだけで日々の話題にことかきません。
無料で勉強できるサイトなら「日経DI」が有名だけど、あれとはまた違ったよさがあるので一緒に登録しておくといい。
「日経DI」は雑誌がベースなのでコラム記事がほとんどですよね。コラムは記事が作り込まれているので楽しく読むことができる反面で、ニュースよりも情報の伝達速度は遅く、掲載できる記事の本数も限られてきます。
それにたいして「m3.com」が得意とするのはニュースです。複数のニュースサイトで配信された医療系のニュースが「m3.com」に転載されるので毎日大量に配信されます。
コラムと違ってニュースは情報の伝達速度が早く、要点が端的にまとめられています。
要するに情報の種類が違うので、
- 毎日電車でチェックするなら「m3」
- 休憩時間にゆっくりと読むなら「日経DI」
このように使い分けるのがオススメ。
医療系の情報サイトは一般の人の閲覧を制限するために登録制になってるけど、無料で1分でできる。
しかも、いまなら登録するだけでAmazonギフト3000円相当と交換可能なポイントがでもらえます。
\無料登録で3000円相当のギフトをGET/
薬剤師限定:2023年11月30日まで
「HOKUTO」診療ガイドラインが完全無料で読み放題なんだぜ
操作性バツグンでヌルヌルサクサクうごきます。閲覧したガイドラインはダウンロードされてスマホ内に保存されます。
以後オフラインでいつでもガイドラインが閲覧できるようになります。
ガイドライン検索以外にも「添付文書検索」「MSD検索」「PubMed検索」ができて、便利な計算ツールがたくさん内包されています。
とにかく薬剤師の勉強にぴったりなアプリなんです。おすすめ過ぎて別記事で詳しくまとめています。
「HOKUTO」抗菌薬計算ツールアプリがマジで秀逸
「HOKUTO 医師・医学生限定臨床支援アプリ」ってアプリの一部機能に「抗菌薬計算ツール」があります。医師だけでなく薬剤師も完全無料で利用できます。
これは実際に使ってみないとわからないかもだけど神計算ツールに認定します。
各種抗菌薬の投与量を腎機能・体重・年齢・性別などを考慮して計算できます。
CrClがわからないときは「腎機能を計算する」ってところを押すと自動計算してくれます。
テキトーに入力してみます。
ハイ、CrCLは45.14ml/minと計算できました。そうすると投与量は上記のようになるわけですね。
いやーまじ神ですわー。
このアプリ内で他にもいろいろな機能が実装されています。
- 添付文書検索
- MSD検索
- PubMed検索
- ガイドライン検索
- 抗菌薬計算ツール
- eGFR計算ツール
各種診療ガイドラインが無料で読めるのはマジやばいです。
「pilleye」カメラアプリでバラ錠を一瞬でカウント
カメラで撮るだけでバラ錠を数えてくれるアプリが無料でつかえます。
それが「Mediscount」です。
- 写真を撮るだけ、一瞬カウント
- 数えもらしほぼ「なし」、たしかな精度
- 錠剤・カプセルどちらでも100コ以上を一瞬カウント
- 無料で使える
- 使い方はシャッター押すだけ超シンプル
高性能なので業務利用に耐えられるだけの正確さと使いやすさがあります。100錠を目視で数えるとそれなりに時間がかかりますが、このアプリをつかえば一瞬でカウント終了ですね。
まさにITを使った効率化といえます。
「ファルマラボ+」ニュース+医薬品添付文書検索
「ファルマラボ+」は薬剤師転職サイトのファルマスタッフが提供しているニュースアプリです。
薬剤師転職サイトのファルマスタッフが運営している薬剤師向け情報メディア・ファルマラボがアプリになったものです。
「最新の薬剤師業界ニュース」「スキルアップに活かせるコラム」など多様な情報をアプリで閲覧できます。
さらに、添付文書検索機能がついていて医療用医薬品とOTC医薬品の両方が検索することができます。
サクサク動くし、見やすいからいいとおもう。
ただ、添付文書検索についてはオフライン検索できないのでヤクチエ添付文書の方が個人的には使いやすい。
「薬剤師クイズ」や「医薬品解説」みたいのもあるからスキマ時間をつかって勉強するのにオススメ。
上記で紹介している「m3.comアプリ」に追加でいれておくといい。
「薬トレ 保険調剤」保険調剤の勉強はこれだけでOK
保険調剤をする上で理解しておかないといけない知識がまとめられたアプリです。
医療保険制度や調剤報酬の仕組み・詳細や処方せんの読み方、調剤過誤防止のための注意点、服薬指導時のポイントが集約されています。
全国イチの店舗数をほこる日本調剤が監修するテキストをまるまる1冊収載しています。
このアプリに書いてある内容をしっかり読み込めば、他に調剤報酬に関する書籍を読む必要はありません。それくらいしっかりとした内容で、まとめられています。
「平成30年度調剤報酬改定」に対応しているので、いまのところ内容は最新の調剤報酬ルールが反映されています。
書籍は新しいの買わないと更新されないけど、アプリならいつでも最新の内容に更新されるのがいいですよね。
「薬トレ」は調剤報酬のルールの勉強に最適です。
これとはまったく関係ないんだけど、同じ名前で「薬トレ」という書籍があります。これは薬学的思考のトレーニングに最適なんで、これはこれでオススメです。
アプリとは関係ないけどね。
「日経DI」アプリで日経DIを試し読み
日経DIのアプリがあるのってご存知でしたか?
有料購入した日経DIデジタル版をスマホで読むためのアプリなのですが、有料購読しなくても一部のページをためし読みできます。
1号について特集コンテンツ(一部)を2つ読むことができるから、ひまつぶしに丁度いい。
アプリ内で日経DIのデジタル版を単品購入できるから、ためし読みして興味があるコンテンツがあれば購入してしまうといい。
- 2019年4月号以降:1200円
- 2019年3月号まで:1040円
結構、安いですよね。
読みたいときにすぐに購入できるから便利です。
日経DIのプレミア版をずっと購読していたけど、もう読む時間がないから、ちょっと前からデジタル版の単回購入に切り替えました。
ライトな記事が多いからスキマ時間にスマホで読むのに丁度いいです。
「日経メディカル」アプリで日経メディカルを試し読み
上記で紹介した「日経DIアプリ」の「日経メディカル版」です。
雑誌の日経メディカルを立ち読みすることってないでしょ?
日経DIと同じで書店で売ってないんだよね、Amazonにも楽天にもありません。
でも、アプリなら簡単に立ち読みができます。
医師向けなので臨床情報を仕入れたい人にお勧めです。しかも、アプリ内で1冊ずつ購入することも可能です。
医師でなくても一般の方でも購入できるから薬剤師も購入できちゃいます。
- 1冊:840円
し・か・も、1冊840円と激安。
もし日経メディカルに興味があればデジタル版がお手軽です。
「調剤電卓」アプリで計数調剤を効率化
App Store調剤電卓 on the App Store
便利なんだけどアイポン版しかないんだよ。
計数調剤、腎機能評価、体表面積計算、錠剤刻印監査を簡単に計算することができます。
便利なのが「計数調剤」機能です。
たとえば、99錠を21錠ヒートでそろえるとします。
「4シートと15錠」で99錠ですよね。普通の電卓で計算するとちょっとめんどくさいですよね。
▼アプリでやると、こんな感じです。
ピッキングしたい数を入力して、ヒートの種類を選択すれば自動で計算してくれます。
すごく便利なんだけど、仕事中にスマホでやるほどのことではないんですよね。
そこで、アプリの代わりになる電卓も紹介しておきます。
「あまり」を計算できる機能がある電卓なら、アプリと同じようなことが簡単にできます。
Amazonの商品リンクをみてもらえばわかるよけど、似たようなことが電卓でできますね。
しかも、日付の乗算機能までついているから次回来局日の計算もできます。
ふだん使っている電卓を「あまり電卓」にかえるだけ薬局業務が超効率化。
「あまり電卓」は調剤の効率化に必須のアイテムなので、別記事でしっかりまとめています。
「安心処方infobox」で副作用・相互作用をチェック
医薬品の安全性情報を調べるための便利アプリです。
医師・薬剤師の専用サイトなので完全会員制になっています。登録には勤務先の在籍確認も必要になります。
もともとウェブであったサービスをアプリで使いやすくしたものです。
- 副作用サーチ
- 相互作用サーチ
- 添付文書サーチ、薬効サーチ
- その他のコンテンツ
①副作用サーチ
副作用(2つまで)と複数薬剤(10薬剤まで)を検索して、瞬時にその関連性を表示してくれる。
②相互作用サーチ
2~10個の薬品名を入力すると各薬剤間の相互作用の有無をチェックしてくれる。各薬剤の併用による作用の増強・減弱が表示される。
③添付文書サーチ
医療用医薬品の添付文書とOTC医薬品の添付文書が検索できます。
④その他のコンテンツ
医師・薬剤師のための役立つコラムが満載です。とくに「くすりの基礎知識」はオススメです。
「日本薬局方」アプリで書籍代を節約
日本薬局方がまるっと入ったアプリが無料でリリースされています。
日本薬局方といえば、学生時代に強制的にかわされたあのバカ高い書籍です。人生で数回しか開いてない。
調剤薬局の薬剤師にはいらんと思うのよね。でも、調剤薬局に設置義務があるからおいておかないといけません。
そこで登場するのが無料アプリだったんだけど、どうも今は配信されていないみたい。
そこで、代替案を提示します。
日本薬局方の最新版である第17版改正はWEBで無料公開されていてPDFをダウンロードできるようになっています。
そのPDFダウンロードしたものをタブレットかPCにいれといて、すぐに閲覧できる状態にすることで「薬局方を設置したこと」にしてはどうでしょうか?
(正式な判断は保健所に仰ぎましょうね)
DLページ第十七改正日本薬局方 電子版
書籍を購入すると約4万円します。しかも定期的に購入する必要があります。
それを節約できたら大きいですよね。
「Sentry(セントリー)」は半自動の服薬フォローアプリ(有料)
最後に有料アプリも紹介しておきます。
公式Sentry
薬機法の改定で服薬フォローが義務化されたのはご存知でしょうか?
投薬後に電話などで服薬状況をフォローするやつです。
ぶっちゃけ、電話で服薬フォローは現実的ではないので、アプリを使うのがオススメ!
専用アプリを活用して服薬フォローすると、スケジュール管理しながら自動メッセージ配信して、自動で回答をもらって、自動で薬歴の下書きまで作成してくれます。
マジで最小の労力で、最高のパフォーマンスを発揮してくれる。
これから服薬フォローに取り組んでいかなければならない薬局にはなくてはならない存在だと言えます。
詳しくは別記事でまとめました。
もし転職計画があるなら当サイト経由してもらえると助かります。
ヤクタマが転職するときに毎度お世話になっているのが「ファルマスタッフ」ってサイトです。
転職サイトとしては忖度なしにヤクタマぶっちぎりでオススメです。
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